【UFC】ファブリシオが連勝、王座再挑戦をアピール
「UFC FIGHT NIGHT:Sydney」
2017年11月19日(土・現地時間)オーストラリア・シドニー
クードス・バンク・アリーナ
▼ヘビー級 5分5R
〇ファブリシオ・ヴェウドゥム(40=ブラジル/UFCヘビー級2位)
判定3-0 ※50-45、50-45、49-46
●マルチン・ティブラ(32=ポーランド/UFCヘビー級8位)
ヘビー級ランキング2位につけるベテランのファブリシオと同級8位ティブラが対戦。
序盤からリズムに乗るファブリシオは相手との距離を詰めて様々な攻撃を仕掛けていくが、ファブリシオの首相撲とヒザ蹴りを警戒するティブラが上手く防御して攻めきることが出来ず。
ハイキックとミドルキックを織り交ぜながら試合を進めるファブリシオ。ティブラは強力なパンチを武器にファブリシオの懐に飛び込んでいき、一進一退の攻防が続く。
4Rにファブリシオがティブラをケージ際まで押し込むシーンがあったものの、得意の寝技に持ち込むには至らず。全体的にはスタンディングの打ち合いとなり、テイクダウンを奪い合う。
迎えた最終R、ティブラの左ハイキックがクリーンヒットしてファブリシオがふらつき、さらにもう一発を食らったものの、ファブリシオは前のめりになりながらティブラに組み付いて難を逃れた。
3名のジャッジはいずれもファブリシオの勝利を支持し、10月の『UFC 216』に続く白星で2連勝を達成した。
試合後、ファブリシオは「シドニーは凄かった。オーストラリアが大好きだ。マルチン・ティブラを祝したい。彼は素晴らしいファイターだし、きっと長いキャリアを歩んでいくだろう」と対戦相手のティブラを称え、「自分の方がちょっとだけ年上だけど、退く前にもう一度、ベルトが欲しい。うちの壁には2つのチャンピオンシップ(ベルト=正規王座と暫定王座)があるから、もうひとつ加えたいんだ」とも語り、再度、王座に挑戦したいとアピールした。
▼128ポンド(58.07kg)契約 5分3R
〇ジェシー・ローズクラーク(オーストラリア)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●ベック・ローリンズ(オーストラリア)
新設の女子フライ級マッチとして同じオーストラリア出身のローリングス(7勝6敗)とクラーク(7勝4敗1ノーコンテスト)が対戦。ローズクラークはジョアン・コールダウッドの欠場を受けて11日前に急遽参戦が決まり、フライ級まで体重が落とせなかったためキャッチウェイト(契約体重)での対戦となった。
1Rはパンチの打ち合いからローリンズがテイクダウンに成功し、パウンドを落とす。被弾したローズクラークは上下を入れ替えることに成功したが、ローリンズが下からの腕十字。ローズクラークは脱出するとスタンドに戻り、右フックをヒットさせる。
2Rも打撃戦に。両者がフックを当て合う中、首相撲での攻防になるとローズクラークがヒザ蹴りを突き刺す。ローキックとボディへのヒザでローリンズの動きが止まり、ローズクラークはパンチのラッシュ。さらにテイクダウンしてバックを奪う。マウントになると強烈なヒジ打ちを落とした。
3R、ローズクラークが打撃で一気呵成に攻める。ローリンズも打ち返すが、ローズクラークはヒザ蹴り、ローキックを交えて主導権を握る。ローリンズが右フックでダメージを与え、組み付いて来たローズクラークをテイクダウン。しかし残り1分、立ち上がったローズクラークはテイクダウンを奪い返してパンチとヒジ。
判定は2-1と割れたが、接戦の末に緊急参戦したクラークがローリングスを下した。
<その他の主な試合結果>
▼ウェルター級 5分3R
〇ベラル・モハメッド(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●ティム・ミーンズ(アメリカ)
▼150ポンド(68.03kg)契約 5分3R
〇アレックス・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●シェーン・ヤング(ニュージーランド)
▼160ポンド(72.57kg)契約 5分3R
〇フランク・カマチョ(北マリアナ諸島)
判定2-1 ※30-27、29-28、28-29
●ダミアン・ブラウン(オーストラリア)
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