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【M-ONE】ゲーオが思わぬ苦戦もラストムエタイを勝利で飾る

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2017/11/26(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

隼也(左)が攻めようとすると左ミドルを合わせる小嶋(右)

▼第9試合 WPMF日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R
〇小嶋勇貴(仲ファイティングジム/J-NETWORKバンタム級王者/WPMF日本バンタム級2位・挑戦者)
判定3-0 ※50-48、49-48、50-48
●隼也ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪/WPMF日本バンタム級王者)
※小嶋が新王座に就く。隼也は初防衛に失敗。

 隼也は16歳でWPMF日本タイトル史上最年少王者となり(フライ級)、昨年11月にはバンタム級のベルトも勝ち取って2階級制覇した20歳のチャンピオン。2014年にはMA日本フライ級王座を奪取するなどアウェイでも通用する実力を見せる。戦績は12勝7敗1分。今回が初防衛戦。

 対する小嶋はJ-NETWORKアマチュア王者、学生キック王者を経て昨年2月にJ-NETWORKでプロデビュー。TKO勝利でデビュー戦を飾ると、卓越したテクニックと攻撃力の高さで快進撃。今年8月の『J-KICK 2017』では勝利のKO率8割以上の森貴慎を破り、デビューから8戦全勝でJ-NETWORKバンタム級王座に就いた。

 1R、小嶋は前蹴りで様子を見る。隼也も手数は多くないが、後ろ蹴り、ミドル、ハイを見せる。

 2Rも小嶋はジャブと前蹴りでほぼ手を出さず、隼也も警戒して左ミドルと単発のパンチ。レフェリーが消極的ファイトを注意するほどだ。ここから小嶋が右ミドルを蹴り始め、ようやく試合が動き始める。

 3Rはミドルとローの激しい蹴り合いが行われた。隼也はパンチも放つが、小嶋にミドルでカウンターを取られる。蹴りの相打ち、片方が蹴るとすぐに片方が蹴り返す。

 4R、ロープを背にした小嶋は隼也が入って来るところに左ミドルと前蹴りを合わせ、攻めあぐねる隼也に左ミドルをヒットさせる。隼也は自分の距離に入ることが出来ず、小嶋が蹴り続けた。

 5R、隼也がパンチを打とうとする絶妙なタイミングで左ミドルを蹴る小嶋。隼也の前進を左ミドルと前蹴りで止める。隼也は強引に入り込んでボディブローを打つが、小嶋がすぐに蹴り返す。

 小嶋が上手さを見せつけ、判定3-0で二冠王となった。


大分から参戦したNOBU(右)が王座を獲得

▼第8試合 WPMF日本スーパーライト級王座決定戦 3分5R
〇NOBU BRAVERY(BRAVERY GYM/WPMF日本スーパーライト級2位)
TKO 3R 39秒 ※左縦ヒジによるカット→レフェリーストップ
●加藤真也(平井道場/WPMF日本スーパーライト級3位)
※NOBUが新王座に就く。

 NOBUは2015年8月に福岡で開催された『KING of STRIKERS』でKOSスーパーライト級王座を奪取。その後、約3年間負けなしの連勝街道を突き進んでいたが、2016年1月に不可思に敗れて連勝はストップした。同年9月にはWPMF日本スーパーライト級王座を潘隆成と争って敗れており、再度王座獲得に臨む。

 対する加藤は『BOM』を主戦場とし、パンチ主体で打ち合いを好むスタイル。2014年12月にWPMF日本スーパーライト級王座決定戦で敗れており、こちらも今度こそと王座決定戦に臨む。

 1Rは大きな動きはなく、2Rになると加藤のボディブローが入ったのをきっかけに打ち合いとなった。加藤がパンチでヒットを奪えば、NOBUは右ミドルを何度もヒットさせる。

 3R、パンチで前に出て来る加藤にヒジ打ちで応戦するNOBU。左の縦ヒジがさく裂し、加藤は流血。ドクターチェックでストップがかかり、NOBUがTKO勝ちで新王座に就いた。

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