【ベラトール】加藤久輝が11カ月ぶり復帰戦で黒星
▼メインイベント 女子フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○ジュリア・バッド(34=カナダ/ベラトール・女子フェザー級王者)
判定2-1 ※49-46、47-48、49-46
●アーリーン・ブレンコウ(34=オーストラリア/挑戦者)
※バッドが初防衛に成功。
バッドはムエタイをバックボーンに持ち、2010年にMMAプロデビュー。キャリア早期からアマンダ・ヌネス、ジャーメイン・デ・ランダミー、ロンダ・ラウジーといった後のUFC王者たちと拳を交えてきた。ベラトールには2015年から参戦。昨年3月に女子MMAの先駆者マルース・クーネンをTKOに下して、初代女子フェザー級王座に就いた。MMA戦績は10勝2敗で、ヌネスとラウジー以外には敗れておらず、現在8連勝中だ。
対するブレンコウは、2013年にブロボクシングのWBF女子ウェルター級とWIBAライト・ウェルター級の世界タイトルを獲得した実績の持ち主。同年にボクシングと並行するかたちでMMAのプロキャリアをスタートさせ、2015年からベラトールに参戦。昨年10月にはバッドと一度対戦したが判定で敗れており、今回がリベンジマッチとなる。MMA戦績は10勝6敗で、現在3連勝中。
1R、ブレンコウが鋭い踏み込みからワンツーで仕掛けると、両者はそのまま組みの攻防に。バッドは首相撲からヒザ蹴りを打ち込むと、そのまま下に潜り込んでタックルに入る。ブレンコウはケージを背負いながら腋を差し、テイクダウンを許さない。両者が力強い組みの攻防を展開する。
2R、ジリジリとプレッシャーをかけてパンチを繰り出すブレンコウ。バッドもワンツーから蹴りのコンビネーションを返す。ブレンコウがペースを掴み始めるが、終了間際にバッドが一瞬の隙を見て、鋭いタックルからテイクダウンを奪う。
3R、なおもパンチでプレッシャーをかけるブレンコウは、序盤に右のボディストレートをヒットさせ、至近距離からのパンチ連打も見せる。ブレンコウは徐々にパンチが単発となるが、バッドのタックルはしっかりと切って同じ轍は踏まない。
4R、バッドは組みついてヒザ蹴りを突き刺しながら投げを狙うが、ブレンコウはしっかり腕を差してディフェンス。両者がいったん離れると、ブレンコウは左フックから右アッパーのコンビネーション、右のボディストレートをヒットさせる。終了間際にはブレンコウがパンチ連打でバッドをケージ際に追い込む場面も作った。
5R、手数が少なく慎重な両者。バッドは下がる場面が多くなるが、ブレンコウもなかなか仕掛けない。場内からはブーイングが聞こえる中、この展開が最後まで続いた。
勝敗の行方は判定に。互いに攻め手を欠いた試合となったが、スプリット判定でバッドが辛くも勝利し、初防衛に成功した。 PHOTOS(C)Bellator MMA
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】