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【ベラトール】加藤久輝が11カ月ぶり復帰戦で黒星

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2017/12/01(金)UP

ヒザ蹴りを突き刺すロバト・ジュニア(右)。打撃戦でも主導権を握り続けた

▼ミドル級 5分3R
○ハファエル・ロバト・ジュニア(34=アメリカ)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●クリス・ハニーカット(29=アメリカ)

 ロバト・ジュニアはブラジリアン柔術の世界選手権「ムンジアル」を制した実績を持ち主。2014年9月にMMAプロデビューし現在6戦全勝中。一本勝ちが4回、TKO勝ちが2回と、全試合でフィニッシュしている。対するハニーカットはレスリング出身で、10勝1敗の好戦績を収めており、現在4連勝中と勢いに乗る。

 1R、身長とリーチで大きく勝るロバト・ジュニアが積極的に打撃を散らす。ハニーカットは前蹴りをキャッチしてロバト・ジュニアを転倒させるが、グラウンド勝負にはいかない。組みの攻防ではロバト・ジュニアがスタンドの状態からギロチンチョークを狙い、ハニーカットに攻めのかたちを作らせない。

 2R、前に出てくるハニーカットに対し、ロバト・ジュニアは右ストレートや左ハイを的確に当て、タックルにはヒザ蹴りを合わせる。ハニーカットは組みついてテイクダウンに成功するが、グラウンドの展開ではロバト・ジュニアを崩せない。スタンドに戻ると、ハニーカットはアッパーやフックを被弾し、よろめく場面も。

 3R、ロバト・ジュニアが左右フックからヒザ蹴り。ハニーカットはこれをキャッチしてテイクダウンを狙うが、ロバト・ジュニアはバランスが良く、なかなか倒れない。両者とも疲れが見え始める中、終盤にもタックルで仕掛けるなど積極的な姿勢を見せたロバト・ジュニアが判定勝ちを収めた。


リッケルズ(左)の左ストレートがピッコロッティ(右)の顔面をとらえる

▼160ポンド契約 5分3R
○デヴィッド・リッケルズ(28=アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●アダム・ピッコロッティ(29=アメリカ)

 リッケルズは2015年11月に元ベラトール・ライト級王者のマイケル・チャンドラーにTKO負けして以降は、2勝1ノーコンテストの戦績で負けなし。対するピッコロッティは今年9月にゴイチ・ヤマウチに一本負けを喫し、プロ10戦目にして初黒星。今回が再起戦となる。

 1R、右ローを飛ばすピッコロッティに対し、リッケルズはワンツーや左右のミドル&ローを散らす。タックルを仕掛けるピッコロッティだが、リッケルズはテイクダウンを許さず、打撃戦からパンチのコンビネーションをヒットさせる。

 2R、ピッコロッティが序盤にタックルからテイクダウンに成功。だが、リッケルズは下から蹴りを返してすぐに立ち上がる。リッケルズは打撃戦で左右フックを連続ヒットてダメージを与えるが、ピッコロッティも2度のテイクダウンに成功するなど、互いに持ち味を発揮する。

 3R、開始前に左目が大きく腫れ上がったピッコロッティにドクターチェックが入るが、試合は続行に。ピッコロッティは早々にタックルからテイクダウンを奪い、リッケルズが立ち上がるとパンチを搔い潜りながらしつこく組みつき、テイクダウンを奪う。トップをキープするピッコロッティに対し、リッケルズは終盤に三角絞めに捕らえるが、極めきれずにタイムアップを迎えた。

 勝敗の行方は判定に持ち込まれ、打撃でヒットを重ねたリッケルズに軍配が上がった。 PHOTOS(C)Bellator MMA

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