【ONE】のび太がプロ初黒星で王座陥落
ONE Championship
「ONE:WARRIORS OF THE WORLD」
2017年12月9日(土・現地時間)タイ・バンコク インパクト・アリーナ
▼メインイベント ストロー級タイトルマッチ 5分5R
○アレックス・シウバ(35=ブラジル/挑戦者)
判定3-0
●内藤のび太(33=パラエストラ松戸/元修斗世界フライ級王者、現ONEストロー級王者)
※のび太が2度目の防衛に失敗、シウバが新王座に就く。
のび太(本名は内藤禎貴=ないとう・よしたか)は2012年8月に修斗でプロデビューし、粘り強いタックルや驚異的なスタミナを武器に活躍。2014年9月には同団体の世界フライ級王座に就いた実績の持ち主だ。また、そのリングネームの通り『ドラえもん』に登場する野比のび太に似た風貌を活かしたコスプレパフォーマンスなどもファンの間で定着。一見弱そうなのび太くんが実は強いというギャップで人気者となった。
そんなのび太は昨年5月にONEストロー級王座を奪取。昨年10月には初防衛に成功し、プロ戦績は12戦全勝と未だ無敗記録を維持する。今回は5戦連続で一本勝ちを収めている寝技の強豪シウバの挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨むこととなった。
1R、サウスポーに構えるシウバが右フックと右ローで先制。のび太は細かいパンチのフェイントから右ハイを返す。なおも強烈な左右ローを飛ばすシウバ。のび太は一気に踏み込んで左ジャブや右ボディストレートを繰り出すが、離れ際にシウバの左フックカウンターが顔面をかすめる。
2R、開始直後にのび太が左ハイを叩き込み、シウバはすぐさま左右フック連打を返す。シウバは構えをスイッチして左フックから右ローにつなぐ攻め。シウバの回転の速い左右フックを浴びる場面もあるのび太だが、終了間際にはタックルでシウバに尻餅を着かせた。
3R、のび太の右ローをキャッチしてシウバは右フック。のび太がバランスを崩したところでシウバはすかさず突進するが、直後にサッカーボールキックを放ってしまい反則に。スタンドから試合が再開されると、のび太はシウバの右フックや左右ローを被弾し、打撃戦ではリードを許す。終盤にはタックルを潰され足関節技に捕まるが、のび太はこれを外すと粘り強く組みつき続ける。
4R、ローやミドルをキャッチしてテイクダウンを狙うのび太だが、シウバはなかなか倒れない。のび太はシウバの強烈なローを被弾しながらも、タックルで粘り強く押し込む。終盤にようやくシウバの背をマットに着かせたのび太は、トップをキープしながらパンチをコツコツとボディに入れる。
5R、懸命にタックルを仕掛けるのび太の姿に、会場からは“のび太コール”。テイクダウンに成功したのび太は、シウバが立ち上がろうとしたところでチョークに捕らえるがこれは極まらず。今度はシウバがタックルでテイクダウンするが、のび太もすぐに立ち上がると両者はケージ際で組みの攻防に。のび太は最後までシウバにしがみついてテイクダウンを狙った。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、打撃でヒットを重ねたシウバに軍配が上がった。のび太は王座から陥落し、プロ13戦目にして初黒星を喫することとなった。
PHOTOS(C)ONE Championship
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