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【グラチャン】堀友彦、中村謙作との接戦制し初防衛に成功

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2017/12/10(日)UP

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GRACHAN実行委員会
「GRACHAN32」
2017年12月10日(日)東京・大田区産業プラザPiO

打撃戦で中村(左)に競り勝った堀(右)

▼第9試合 メインイベント GRACHANバンタム級タイトルマッチ 5分3R
○堀友彦(フリー/GRACHANバンタム級王者)
判定3-0 
●中村謙作(吉田道場/元GRACHANバンタム級王者/挑戦者)
※堀が初防衛に成功

 GRACHANバンタム級タイトルマッチで王者・堀が元王者・中村を挑戦者に迎えての初防衛戦。堀は2015年までDEEPを主戦場に活躍し、2016年8月にGRACHAN初参戦。今年1月には元王者・手塚基伸と接戦を繰り広げ、引き分けに。5月には佐々木郁矢が保持していた王座に挑戦し、判定勝利で王座獲得を果たした。一方、中村は2013年4月にGRACHANバンタム級タイトルを獲得。14年に手塚基伸との再戦で敗れ王座を失った。現在4連勝中。

 1R序盤は両者はローで距離の探り合い。右ローをこつこつ当てる堀に、中村は左ジャブ、右ストレートで下がらせる。中村は堀を金網際に追い込むが、堀のディフェンスのうまさの前に決定打を許してもらえない。

 2R、変わらず堀が右ローを当て、徐々に左ジャブ、右ストレートが中村を捕らえ始める。右ストレートで中村に尻持ちを付かせた堀は右ハイ、後ろ蹴りと多彩な攻め。

 3R、中村は左フックを当て、テイクダウンしてグラウンドで上になるも逃げられる。中村は金網を背にする堀を追い込むが、堀も右ストレートを返し、組んでのヒザを当てる。終盤にはお互いに殴り合う場面を見せたが終了。堀が判定勝ちで王座初防衛に成功した。


スリーパーで一本勝ちした原井

▼第8試合 セミファイナル GRACHANフェザー級 5分2R
○原井徹(フリー)
一本 2R4分16秒 ※チョークスリーパー
●鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)

 原井は大澤茂樹が保持するGRACHAN MMAフェザー級王座に2度挑戦し、1度目はドロー、2度目はTKO負けを喫した。打撃、寝技ともに安定した実力を持ち、現在2連勝中。対する鍵山はこれまでDEEPを主戦場にしてきたが、GRACHANと複数契約。10月の初参戦時にはいきなり大澤とノンタイトルマッチで対戦し判定負けを喫したが、追い込む場面も作った。今回がGRACHAN2戦目。

 1R、左右フックで前に出る鍵山に対し、原井は組み付いてディフェンス。原井がテイクダウンすると、下の鍵山はフットチョーク狙い。これを外した原井はパウンドで反撃。

 2R、大振りのパンチで前に出る鍵山を、原井はテイクダウン。ガッチリ抑え込みつつ、鍵山が上体を起こすのに合わせて原井は下から腕十字→オモプラッタを仕掛ける。

 上を取った原井はパウンドを落としつつ鍵山のバックに付いてスリーパーで一本勝ちした。マイクを握った原井はタイトル挑戦をアピールすると、岩崎代表は来年2月大会で昇侍との一戦を考えていることを明かした。

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