【ムエタイ】天才高校生2人が揃って二大殿堂スタジアムで勝利
12月19日(火・現地時間)タイ・ルンピニースタジアムで開催された『スック・PKセンチャイ』に朝陽・PKセンチャイムエタイ(=品川朝陽/エイワスポーツジム)が出場した。朝陽は現在、神奈川県横浜市にある高校に在学する1年生で普段はタイでの試合が決まると、1週間タイのPKセンチャイムエタイジムで練習を行う。
今回、朝陽は第8試合に出場。対戦相手はトンバイ・ペミンブリ(タイ)。首相撲が得意な選手だという。試合はフライ級契約で行われた。
1R、朝陽はジャブとローキックで試合のペースを握ろうとする。中盤トンバイのミドルキックをキャッチした朝陽が左のボディーブローをヒット。その後、右ストレートボディーからの左フック。明らかに効いた様子のトンバイに最後は左ボディーアッパーで1RKO勝利した。これでルンピニースタジアムでの二連続KO勝利となった。次戦は2月に予定されている。
そして、12月20日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された『スック・シェフプンタム』には吉成名高(エイワスポーツジム)が出場。吉成は高校2年生で試合2日前にタイに入った。現在ラジャダムナンスタジアムでの戦績は9戦8勝1敗。今回の対戦相手は、吉成を下したペットチン・ルークバーンマイにKO勝利しているジョンウォー・ウッドンムアン。フィームー(=テクニシャン)の選手だという。
1R、お互いに相手の様子を見る展開に。途中ジョンウォーが吉成の足を刈って吉成がバランスを崩す。それに対して吉成も相手蹴りをキャッチし転ばせる。
2R、ジョンウォーが強いローキックで攻撃を仕掛けてくるが吉成は冷静にこれをカットする。ミドルキックもスウェーでかわす。中盤にサウスポースタイルの吉成が右のジャブ、フックをフェイントに使い、左のストレートを打つ。これがヒットし、相手は尻餅をつきダウン。ジョンウォーは立ってきたが足がおぼつかない。また、左の目が開かない様子。試合続行が不可能になりレフェリーがストップをかけ、吉成が勝利した。ジョンウォーはその後も立てなくなり担架が用意された。
試合後、吉成は「左の拳への衝撃が凄かったです。これは立ってこれないだろうなと思いました。昨日の朝陽に続けて勝てて良かったです。日曜日に僕の後輩の瀬戸響貴(PKムエタイジム)がラジャダムナンスタジアムで初めての試合をします。皆様、応援よろしくお願い致します。そして、僕への応援ありがとうございました。これからも頑張ります」とコメントしている。
Photography by HiroshiSoda 早田寛
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