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【ROAD FC】世志琥がMMA初黒星、年間「最優秀新人賞」獲得も悔し涙に

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2017/12/23(土)UP

前蹴りを繰り出すヤーブロー(右)

▼女子無差別級 5分3R
○デスティニー・ヤーブロー(27=アメリカ)
判定3-0
●ベギムジャン・カシモヴァ(キルギスタン)

 ヤーブローはアメリカンフットボールのプロ選手からMMAに転向。昨年9月のRIZINでギャビ・ガルシアに一本負けして以来の試合となる。対戦相手のカシモヴァはサンボと空手をバックボーンに持ち、今年8月のプロデビュー戦を初回TKO勝ちで飾っている新鋭だ。

 前日計量ではヤーブローが111.7kg、カシモヴァが95.1kgを記録。両者合わせて206.8kgの重量級対決となった。

 1R、開始直後に両者が激しくパンチを交錯させ、会場がどよめく。左右ローから右フックを振るうカシモヴァ。対するヤーブローは左インローを多く蹴りながら、左右フックで間合いを詰めて組みにいく。だが、ヤーブローは組みの攻防でかなり消耗。

 2R、攻撃がロー単発に終わり消極的な両者にレフェリーが口頭注意を与える。すると再開直後、両者が激しく打ち合い始め、カシモヴァが右フック、ヤーブローは離れ際に左ハイをそれぞれ叩き込む。終盤にヤーブローがパンチのラッシュを仕掛けて、カシモヴァは鼻から出血した。

 終盤のラッシュで優勢を印象づけたヤーブローが判定勝ち。再起戦を勝利で飾った。


パスカルが鬼の形相でパンチを繰り出す

▼女子バンタム級 5分3R
○ラモナ・パスカル(29=フィリピン)
判定3-0
●ジン・ソウ(19=韓国)

 パスカルはキックボクシング出身で、昨年8月にMMAプロデビュー。中国と香港の大会で2勝2敗の戦績を収めている。対するソウはキックボクシングとレスリングをバックボーンに持ち、今回がMMAプロデビュー戦だ。

 1R、ソウが回転の速い左右パンチを連打。パスカルはこれを嫌がり組みにいくが、ケージに押し返されてソウのヒザ蹴りを受け続ける。だが、終盤の離れ際にパスカルの左ハイがソウの顔面をかすめる場面も。

 2R、開始早々にパスカルが首相撲に捕らえて強烈なヒザ蹴りを何度も突き刺す。ソウはこれで動きが止まり形勢逆転。パスカルはソウをケージに押し込み、ひたすらヒザ蹴りを入れ続けた。パスカルが初回の劣勢を覆して判定勝ちを収めた。

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