【ボクシング】木村翔がTKOで初防衛「こんなに人生変わるのかと実感」
「WBO世界フライ級タイトルマッチ」
2017年12月31日(日)大田区総合体育館
▼WBO世界フライ級タイトルマッチ 12回戦
○木村翔(29=青木/王者)
TKO 9R ※パンチ連打→レフェリーストップ
●五十嵐俊幸(33=帝拳/同級1位・挑戦者)
※木村が初防衛に成功。
この9試合で8つのKOの木村は今年7月に中国で、WBO世界フライ級王者で五輪2連覇の鄒市明(ゾウ・シミン)を11R TKOして王座奪取。
挑戦者・五十嵐は元WBC世界フライ級王者。2012年7月に同王座を獲得し、同年11月に初防衛成功したが、13年4月に行われた2度目の防衛戦で八重樫東に判定負けし、王座陥落した。その後は6勝2分けの戦績をあげ、今回の王座挑戦となった。今回負ければ最後という集大成の覚悟で挑むという五十嵐。奪取なるか。
序盤から、五十嵐はサウスポーで下がりながらカウンターで右のジャブ、パンチを当てていくアウトボクシングだが、常に積極的にインファイトで攻め続ける木村は3Rにパンチで五十嵐の右目の上をカットさせる。
4R、木村のパンチが五十嵐の顔面を捉え始める。木村の連打で五十嵐の動きが止まる場面も。
6Rからはお互い打ち合いになる。右を出したら右を返し、ボディブローを出したらボディを返すなど、これまでの五十嵐のアウトボクシングから徐々に前に出て打ち合いに行く。7Rには五十嵐も手数を出し、木村も右目の上をカット。
しかし8R、木村の左フックのクリーンヒットを機にパンチの連打で五十嵐の動きが止まり足元がおぼつかなくなる。連打をもらい防戦一方になったが、何とか持ち直す。
9R、木村のアッパー、フックが立て続けにヒット。五十嵐は動きが止まり始める。そしてワンツーがヒットし田ところで五十嵐の顎が跳ね上がる。そこをチャンスと見るや、木村はパンチをラッシュ。コーナーで打たれ続けたところでレフェリーが試合をストップ。木村が初防衛に成功した。
試合後、五十嵐は「僕の力が試される試合だった。ラストチャンスだった五十嵐選手の根性が凄かった。(初防衛できて)去年の大晦日から比べると、こんなに人生変わるのかと実感している。まだV1、まだまだ自分は強くなれる。来年また強くなってこのリングに上がりたい」とさらに強くなって、またこの舞台で戦うと語った。
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