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【ボクシング】カシアス内藤の長男・律樹がTKO勝利で東洋太平洋王者に

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2018/01/13(土)UP

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内藤(右)の右ボディブローが何度も決まり、ダメージを与えていった

「Dangan204&MUGEN Vol.7」
2018年1月13日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント OPBF東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦 3分12R
〇内藤律樹(26=E&Jカシアス/OPBF東洋太平洋スーパーライト級2位、元日本スーパーフェザー級王者)
TKO 9R 1分14秒 ※左ストレート→レフェリーストップ
●ジェフリー・アリエンザ(27=フィリピン/OPBF東洋太平洋スーパーライト級1位)
※内藤が新王座に就く。

 内藤の父は1970年代に日本&東洋ミドル級王者として活躍し、沢木耕太郎著『一瞬の夏』で知られるカシアス内藤。その長男である律樹がプロ戦績18勝(6KO)2敗で、OPBF東洋太平洋王座決定戦に臨んだ。相手は1位のアリエンザで16勝(10KO)6敗1分の戦績を持つ。

 サウスポー同士の対戦。1Rから内藤が強いジャブを連続ヒットさせ、場内からは歓声が沸き起こる。さらに左右ボディブローも強く打つ。

 内藤のジャブの正確さに戸惑うアリエンザだが、4Rになると前へ出て左右ボディ&フックで攻める。内藤もジャブと左右ボディブローで応戦し、右をヒットさせると連打でロープへ釘付けにした。

 5Rになると疲れが見えるアリエンザはクリンチを多用。内藤の右ボディで大きく後退し、ロープを背負う。そこへ内藤がラッシュを仕掛ける。

拍子木(ひょうしぎ)の音をゴングと勘違いして背を向けたアリエンザに、内藤は攻撃の手を緩めなかった

 6Rもボディを徹底的に攻めた内藤。7Rになるとアリエンザはクリンチに加えて身体を密着させる場面が目立つ。アリエンザはそれでも力強い左右フックを放って来る。8R、アリエンザのクリンチに手を焼く内藤だが連打でアリエンザを追い込み、ラウンド残り10秒を知らせる拍子木(ひょうしぎ)の音をゴングと勘違いして背を向けたアリエンザを連打で攻め立てた。

 そして9R、内藤のジャブと左右ボディブローでアリエンザは戦意喪失気味。最後は内藤の左ストレートがクリーンヒットしたところでレフェリーストップとなった。

 父カシアス内藤と同じく日本王者から東洋太平洋王者となった内藤は、「もっと練習してもっと早いラウンドで倒せるようになります。ベルトが日本にひとつ増えてよかったです。これからも日本ボクシング界を応援してください」とマイクアピールした。

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