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【パンクラス】仙三が若松佑弥を逆転KOで初防衛、UFC参戦アピール

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2018/02/04(日)UP

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パンクラス
「PANCRASE 293」
2018年2月4日(日)東京・新木場スタジオコースト
観衆=2,040人(超満員)

最後に若松(右)をヒザ蹴りで仕留めた仙三(左)

▼第13試合 メインイベント フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
○仙三(FREEDOM@OZ/第5代フライ級キング・オブ・パンクラシスト)
TKO 5R2分18秒 ※ヒザ蹴りからレフェリーストップ
●若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/挑戦者)
※仙三が初防衛に成功

 昨年8月にマモルを下し新王者に輝いた仙三が初防衛戦。挑戦者の若松はパンクラスで8戦無敗(7KO)の戦績を誇る22歳。

 1R序盤から若松がプレッシャーをかけ、仙三は様子を見るように回りつつ時折飛び込みながら左フック。終盤には仙三がパンチ連打を仕掛ける場面も。

 2R、若松の左ジャブ、右ストレートが徐々に当たり始め、仙三もパンチを返していくが押され気味の印象が強い。若松の強打で顔面から流血の仙三だが、3Rには右ロー、ジャブを当て若松は鼻血を出し徐々に手数が減る。

 4R、仙三が接近戦でヒザ、パンチを当ててペースを握るが、前進を止めない若松が右ストレートをクリーンヒット。この一発で倒れた仙三に、若松はパウンド連打で仕留めにいき形勢逆転。

 しかし、これで仕留めきれなかった若松は疲れを見せ、5Rにはガードが下がり手数が減る。仙三は首相撲からのヒザ蹴りで削っていき、さらに金網に追い込むとパンチ、ヒザ、ヒジの乱れ打ち。ヒザが顔面に入ると、若松は力尽きたようにぐったりとしたところでレフェリーがストップ。

 劇的な逆転勝利の幕切れに場内は大興奮の総立ちに。マイクを握った仙三は、1週間前に亡くなった祖母のために勝ちたかったことを話し、「最強の挑戦者に勝ったのでUFCに行きたいです。自分はUFCのトップファイターに負けないぐらいの気持ちという武器があります。日本で一番強いストライカーは自分です。UFC! オファー下さい!」とUFC参戦をアピールした。


チルロニ(右)のテンカオに苦戦するも豪快な左フックを返すアキラ(左)

▼第12試合 セミファイナル ライト級 5分3R
○アキラ(フリー/同級1位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ヒカルド・チルロニ(ブラジル/ASTRA FIGHT TEAM)

 昨年10月のGONO(=郷野聡寛)戦ではフルマークの判定勝ちでベテラン越えを果たしたアキラが、Bellator出場経験(7戦3勝4敗)を持つ現在5連勝中のチルロニと対戦した。

 1R、強打のミドル、右インローを当てるチルロニの前に、アキラは左フックを返していくものの後退。チルロニはアキラのパンチにテンカオを合わせてペースを握る。

 2R、チルロ二は右インローをタイミングよく当ていき、アキラは身体を流されてしまう。3Rも、チルロニの左インロー、テンカオに苦戦するアキラだが、強引に前に出て右フックをクリーンヒット。ダウンしたチルロニにパウンド連打を見舞う。惜しくも仕留め切れなかったが、アキラが判定勝ちした。

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