【ベラトール】ミトリオンが5年越し雪辱、ネルソン破りヘビー級GP準決勝進出、フレイレはTKO勝利
Bellator MMA
『Bellator 194』(3P目)
2月16日(金・現地時間)アメリカ・コネチカット州モントビル モヒガン・サン・アリーナ
▼女子フライ級 5分3R
○ヘザー・ハーディー(36=アメリカ)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●アナ・フラトン(37=アメリカ)
ハーディーはボクシングのWBCインターナショナル女子スーパー・バンタム級&女子フェザー級王座を獲得した実績を持ち、ベラトールのニューヒロインとして期待される存在だ。MMAプロデビュー戦となった昨年6月のニューヨーク大会ではTKO勝利を飾ったが、同年10月のプロ2戦目でTKO負け。今回が再起戦となる。
対するフラトンもボクシングのIBA女子世界スーパー・バンタム級王座とWBO女子世界同級王座を獲得した実績の持ち主。2014年5月にシンガポールの『ONE Championship』でMMAプロデビューを果たし、昨年10月からベラトールに参戦している。現在までのMMA通算戦績は2勝3敗だ。
1Rは序盤から組みの攻防が続き、4分近く経過したところでハーディーがようやくフラトンの体勢を崩すことに成功。四つん這いになったフラトンに対し、ハーディーはサイドから押さえ込んでチョークを仕掛けるが極められない。両者のおぼつかない攻防に会場からはブーイングが起こる。
2Rに入ると序盤の打撃戦でハーディーのパンチがフラトンの顔面をとらえるように。フラトンも右ミドルをキャッチしてテイクダウンを奪うが、グラウンドの展開ではハーディーがチョークや三角絞めを仕掛けるなどより積極的な姿勢だ。
3Rもしつこく組みついてくるフラトンに対し、ハーディーはテイクダウンを許さず、少ない打ち合いの中で有効打を重ねた。勝敗の行方は判定に持ち込まれ、ハーディがジャッジ3者の支持を受けて再起戦を勝利で飾った。しかし、低調なパフォーマンスに対して会場からはブーイングも起こり、両者にとっては課題が残る一戦となった。
▼ライトヘビー級 5分3R
○ワジム・ネムコフ(25=ロシア)
TKO 3R 4分02秒
●リアム・マギリー(35=イギリス/元ベラトール・ライトヘビー級王者)
ネムコフは2015年から2016年にかけて日本の『RIZIN』にエメリヤーエンコ・ヒョードルの推薦選手として参戦し、2勝2敗の戦績を収めた。その後、ベラトールに活躍の場を移し、昨年8月のデビュー戦を初回KO勝利で飾っている。
対するマギリーは2015年2月にベラトール・ライトヘビー級王座を獲得した実績の持ち主。同王座は2度目の防衛戦で、フィル・デイヴィスに判定負けして奪われた。その後はブレット・マクダーミットにTKO勝ち、リントン・ヴァッセルに一本負けという戦績で、今回は再起戦となる。
1R、ネムコフが積極的に前に出て左ジャブから右ストレート&フック、右ロー&関節蹴りを飛ばし、マギリーにプレッシャーをかけ続ける。ラウンド終了直前にはネムコフが豪快なタックルでマギリーを吹っ飛ばすようにテイクダウンした。
2R、打撃戦から右ストレートを浴びたマギリーはすぐに組みつくが、ネムコフが投げで崩してトップを取る。ヒョードルを彷彿させる強烈なパウンドを落とすネムコフ。その迫力と炸裂音に会場がどよめく。マギリーは下から三角絞めを仕掛けると、ネムコフはこれを外して立ち上がる。再び試合は打撃戦となり、ネムコフに右ローを効かされたマギリーは左足を引きずり始めた。
3R、左足にかなりのダメージがある様子のマギリー。ネムコフはすぐにタックルでテイクダウンし、猪木アリ状態からマギリーの左足に蹴りを入れ続ける。マギリーはここから立ち上がるも、痛めた左足で蹴りを放ったところへ、ネムコフの右ローを軸足(右足)に受けて転倒。
ここから何とか立ち上がるも左足を引きずるマギリーに対し、ネムコフは容赦なく右ローを蹴り続ける。それでもマギリーは戦おうとするが、再びネムコフの右ローを受けて背を向けたところでレフェリーが試合を止めた。ネムコフが元王者に圧勝し、ベラトールで2連勝をマークすることとなった。
PHOTOS(C)Bellator MMA
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