【グランドスラム】佐藤天が田村潔司の弟子・濱岸正幸を52秒葬
GRANDSLAM実行委員会
「GRANDSLAM7 – WAY OF THE CAGE -」
2018年3月25日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント 第8試合 ウェルター級 5分3R
○佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/2014年ネオブラッド・トーナメントウェルター級優勝)
TKO 1R 52秒 ※パンチ連打
●濱岸正幸(U-FILE CAMP 登戸/元ZSTウェルター級王者)
佐藤は柔道出身で、2014年パンクラス・ネオブラッドトーナメント(新人王トーナメント)ウェルター級優勝の実績を持つ。9勝1敗の戦績でスーパールーキーと注目されたが、怪我で戦線離脱。昨年4月に16カ月ぶりの復帰戦で勝利し、現在3連勝中。3連勝はすべてパンチによるKOというハードパンチャーだ。
一方、濱岸も柔道出身で、2013年にZST王座を獲得。昨年10月の『GRANDSLAM6』では、元パンクラス・ウェルター級王者のレッツ豪太にチョークスリーパーを極め一本勝ち。現在MMAでは引き分けをはさみ8連勝中と勢いに乗っている。
また、佐藤の師匠である長南亮は元々、濱岸の師匠である田村潔司の弟子であり、この試合は長南vs田村の代理戦争ともいえる。
1R、サウスポーの佐藤がパンチでプレッシャーを掛け濱岸をケージ際へ追い詰める。濱岸はパンチのカウンターでタックルに入るが佐藤に切られた。ジリジリと距離を詰める佐藤は綺麗なフォームから真っ直ぐ右ジャブを放つ。これが何度も濱岸の顔面に入り完全に佐藤のパンチの距離になってしまう。
すると、強い右ジャブで濱岸がダウン。佐藤は試合を決めようと猛然とパンチでラッシュを掛ける。濱岸は立ってはいるもののディフェンスが出来る状態ではない。一方的に打たれ続ける濱岸を見てレフェリーが試合を止めた。打撃で圧倒的な実力差を見せた佐藤が秒殺勝利を飾った。
▼セミファイナル 第7試合 ウェルター級 5分3R
○森 興二(X-ONE GYM湘南/第2代ZSTフェザー級元王者)
KO 2R 4分22秒 ※パウンド連打
●赤沢幸典(TristarGym)
森は11勝の全てがKO勝利という驚異的なレコードを持つ元ZSTフェザー級王者。対する赤澤は、カナダ・モントリオールに在住して元UFC王者のGSPことジュルジュ・サンピエールを始めとする強豪選手たちとのトレーニングに励んでいる逆輸入ファイター。腕っ節に自信のある剛腕同士の対決となった。
1R、パンチの距離にするため前進する森を前蹴りで迎え撃ち距離を保とうとする赤澤。右ミドルも織り交ぜるなどして、遠い距離から自分の打撃のみを当てる赤澤がペースを掴む。すると赤澤のロングフックがヒット。仰向けに倒れる森にパウンドを落とす。スタンドに戻ると、動きの良い赤澤はスーパーマンパンチを繰り出すがヒットせず。
2Rが始まると互いに手を出さない展開が続くが、終盤、森が積極的にパンチを振り回す。赤澤も踏み込んでのパンチを打つが森の強烈なフックがカウンターでヒット。前のめりに崩れ落ちる赤澤に森が追撃のパウンドを落とし試合終了。序盤は苦戦した森だが、最後は持ち味である剛腕で失神KO勝ち。これで12勝12KOとなった。
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