【UFC】ヌルマゴメドフが完封勝利でライト級新王者に輝く
▼フェザー級 5分3R
○ヘナート・モイカノ(28=ブラジル/UFCフェザー級11位)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●カルヴィン・ケーター(30=アメリカ/UFCフェザー級13位)
ランキング上位進出を狙う者同士の一戦。モイカノは昨年7月のUFC第4戦目で、強豪ブライアン・オルテガに一本負け。これがキャリア13戦目で初黒星となった。一方のケーターは昨年7月のUFCデビュー戦から無傷の2連勝中。MMA通算戦績を18勝2敗としている。
1R、モイカノの左フックに、ケーターの右オーバーハンドがクロスカウンターでヒット。ケージを背負ったモイカノは、ケーターの追撃を振り切り距離を取る。以降もスタンドでの打撃戦が続くが、互いに間合いが遠く、ヒットの場面は少ない。
2R、ケーターが左ジャブから右フックを大きく空振りさせると、直後にモイカノが右フック連打から左ミドルを叩き込む。蹴りに手応えがあったか、モイカノは左ロー攻めに切り替え、ケイターの前足(左足)を削る。これを嫌がり始めたケイターに対し、モイカノは左ミドル&ハイ、さらに右アッパーや右ストレートもヒットさせて主導権を奪い返す。
3R、劣勢のケーターはパンチを振るいながら突進。モイカノは吹っ飛ばされるが、すぐに立ち上がる。しかし、その後の打撃戦ではモイカノが左右フックや右アッパーをクリーンヒットさせ、ケーターを下がらせ続けた。モイカノが判定勝ちで再起戦を飾った。
▼プレリム 女子ストロー級 5分3R
○カロリーナ・コバルケビッチ(32=ポーランド/UFC女子ストロー級4位)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●フェリス・ヘリッグ(33=アメリカ/UFC女子ストロー級8位)
女子ストロー級タイトルマッチ経験者のコバルケビッチは、昨年10月のジョディ・エスキベル戦に勝利し、2連敗から脱出。対するヘリッグは現在4連勝中と絶好調だ。
1R、顔面狙いのパンチを振るってくるヘリッグに対し、コバルケビッチは首相撲でヒザ蹴りを入れながら鋭いエルボーを至近距離からヒットさせる。ヘリッグが意表を突いてのイマナリロールから足関節技を狙うと、コバルケビッチはこれを潰してトップからパンチ連打を落とした。
2R、パンチで仕掛けるヘリッグの打ち終わりを狙い、ジャブとエルボーをヒットさせるコバルケビッチ。首相撲からのヒザ蹴りとエルボーも次々とクリーンヒットするようになり、コバルケビッチが優勢に試合を進める。
3R、左右に回り込みながらワンツーを放つヘリッグ。コバルケビッチは左ジャブを突き、ヘリッグが左ストレートを返してくると、すかさず右アッパーを入れる。終盤にはヘリッグが左オーバーハンドでコバルケビッチを一瞬ぐらつかせるが、致命的なダメージを与えるには至らなかった。
判定は割れたが、巧みなクリンチワークからのヒザ蹴りとエルボーで試合を支配したコバルケビッチに軍配。好調のヘリッグを下し、2連勝マークしたコバルケビッチは、試合後にタイトル再挑戦を標榜した。
▼ライト級 5分3R
○クリス・グレッツェマーカー(31=アメリカ)
TKO 2R終了時点
●ジョー・ローゾン(33=アメリカ)
ローゾンは今大会がUFCで25戦目となる大ベテラン。2006年9月に21歳で迎えたUFCデビュー戦では、元UFCライト級王者ジェンス・パルヴァーをわずか48秒でKOして見せ、その後もファイトボーナス最多受賞記録「15」を達成するなど一戦で活躍している。UFC戦績は14勝11敗。
対するグレッツェマーカーは2015年12月からUFCに参戦し、現在までの戦績は1勝2敗。デビュー戦で勝利を飾るも、一年間の戦線離脱から復帰した後は2連敗と苦しい状況だ。
1R、ローゾンはいきなり左右ストレート連打をヒットさせてタックルを仕掛けるが、グレッツェマーカーはこれをカット。足を捌きながらパンチを落とすグレッツェマーカーに対し、ローゾンは足関節技を狙うがこれは極まらない。両者がスタンドに戻ると、終盤にグレッツェマーカーが右アッパーや右エルボーをクリーンヒットさせる。
2R、打撃戦で主導権を握ったグレッツェマーカーは、クリンチからヒザ蹴り、エルボー、アッパー、ボディを次々と入れ、一方的に攻め込む。タフなローゾンもたびたびパンチを打ち返すが、左目付近からの出血も激しくなって勢いを失う。すると、ラウンド終了後にローゾンはドクターチェックを受け、試合続行は不可能に。UFCでの生き残りが懸かったグレッツェマーカーが、大ベテランを相手に値千金のTKO勝ちを収めた。
▼プレリム ライト級 5分3R
○オリビエ・オービン・メルシエ(29=カナダ)
TKO 1R 53秒
●エヴァン・ダナム(36=アメリカ/UFCライト級14位)
1R、左フックを空振りさせたメルシエに組みつくダナム。直後にメルシエが鋭いヒザ蹴りを一発入れると、これが効いたダナムは前屈みのまま動けなくなる。メルシエはダナムをケージに押しつけながら、顔面に左フックを連打。ダナムが崩れ落ちたところでレフェリーが試合を止めた。
▼プレリム 女子ストロー級 5分3R
○アシュリー・エバンス・スミス(アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ベック・ローリングス (オーストラリア)
▼プレリム ライトヘビー級 5分3R
○デビン・クラーク(アメリカ)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●マイケル・ロドリゲス(アメリカ)
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