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【ベラトール】ヒョードルが復活の秒殺TKO勝ち、ヘビー級トーナメント初戦突破

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2018/04/28(土)UP

足関節技を仕掛けるネイマン(右)

▼ウェルター級 5分3R
○ネイマン・グレイシー(29=ブラジル)
一本 2R 3分18秒 ※肩固め
●ハビエル・トーレス(33=メキシコ)

 ネイマンはRIZINで活躍したクロン・グレイシー(ヒクソンの次男)と並ぶ新世代グレイシーの一人。2013年9月にアメリカのWSOFでプロデビューし、ベラトールには2015年2月のプロ3戦目から参戦を果たした。現在までの戦績は7戦全勝で、このうち6勝が関節技・絞め技による一本勝ち。

 対するトーレスはブラジリアン柔術の黒帯を持つ寝技師。これまでにアメリカのローカル団体やメキシコの団体で10勝3敗1ノーコンテストの戦績を残し、今回がベラトール初戦となる。

 1R、トーレスの左ミドルをキャッチしてテイクダウンに成功したネイマン。グラウンドの攻防からネイマンがトーレスの足を取って関節技を狙い続ける展開となるが、極めることができずにラウンド終了。

ネイマンの肩固めがしっかりと極まった

 2R、左ミドルを空振りさせて転倒したトーレスはすぐに立ち上がるが、ネイマンに組みつかれてテイクダウンを許してしまう。ネイマンはマウントから肩固めをセットし、そのままサイドに移行するとトーレスを一気に絞め上げてタップさせた。ネイマンが手堅く一本勝ちを収め、全勝記録を「8」に伸ばした。


4連勝を飾ったサンチェス ※写真は昨年10月の『Bellator 185』

▼セミファイナル フェザー級 5分3R
○エマニュエル・サンチェス(27=アメリカ)
一本 1R 3分52秒 ※肩固め
●サム・シシリア(32=アメリカ)

サンチェスは前回、元ベラトール・フェザー級王者のダニエル・ストラウスから一本勝ちを収めている

 サンチェスは2014年10月からベラトールで8勝2敗の好戦績を収めており、現在3連中と好調。前回の出場は昨年10月の『Bellator 184』で、元フェザー級王者ダニエル・ストラウスを相手に三角絞めで一本勝ちを収めている。

 対戦相手のシシリアは2012年6月からUFCで5勝7敗の戦績を残し、昨年2月の試合を最後にリリースとなった。同年12月にベラトールに初参戦し、判定勝ちでデビュー戦を飾っている。

 1R、パンチの交錯から組みの攻防になる両者。ケージに押し込まれるサンチェスは、シシリアがバックに回ろうとしたところで鮮やかに回転ヒザ十字固めを仕掛けるが、これは極まらず。シシリアが離れようとするとサンンチェスは再び足関節技を狙う。

 シシリアはパンチを落としてこれを振りほどくと、立ち上がったサンチェスのバックに回り込む。しかし、サンチェスはここで譲らず胸を合わせると、スタンドのままシシリアを肩固めに捕らえる。

 堪え続けるシシリアに対し、サンチェスは自ら倒れてサイドからさらに絞め上げていく。シシリアはここでタップした。4連勝をマークしたサンチェスはマイクを向けられると、タイトルマッチを興奮気味にアピールした。

▶︎次ページ:寝技の世界的名手が全勝記録を伸ばす

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