【新日本キック】王者・石原將伍健闘も、タイ元BBTVランカーに敗れる
新日本キックボクシング協会/治政館
「WINNERS2018 2nd」
2018年5月13日(日)東京・後楽園ホール
▼第13試合 ダブルメインイベント 日タイ国際戦 59.0kg契約 3分5R
○ケンスワン・サシプラパー(19=タイ/元BBTVスーパーバンタム級4位)
判定3-0 ※50-46、49-46、50-46
●石原將伍(24=ビクトリージム/日本フェザー級王者)
石原は昨年10月に当時11戦無敗だった高橋亨汰との日本フェザー級王座決定戦を3RKOで制し、念願のタイトル獲得を果たした。今回の相手ケンスワンは75戦50勝25敗の戦績を持ち、アグレッシブな選手が多いことで有名なタイテレビマッチBBTVで昨年までスーパーバンタム級4位にランクインしていた実力者。
1Rからケンスワンは重みのある左右のハイキックを飛ばし、その激しい炸裂音で場内はどよめく。石原はしっかり腕でガードしつつ右インローからパンチにつなげていく。
2R、変わらずハイキックを連発するケンスワンに、石原は左ジャブから一気に踏み込んでの右ストレート。被弾するケンスワンだが、掴んでのヒザ、ハイと攻撃力は落ちない。
3R、ケンスワンはガードする石原の腕の上に右ハイを打ち込み、石原の腕は真っ赤に染まる。石原は前に出てくるケンスワンにワンツーをヒットさせるものの、ケンスワンは首相撲からヒザ・ヒジを叩きこみ石原のスタミナを削っていく。
4Rも右ハイ連発、首相撲で勝負のケンスワンに、石原は左アッパー、ワンツーをヒットさせるものの相手の攻撃力は変わらず。終盤には、コーナーに詰められた石原がパンチ連打を食らう。
5R、完全に疲れの見える石原は最後までKO狙いのパンチ勝負に出るが、ケンスワンの強烈な右ミドルでぶっ飛ぶ場面も。それでも最後まで諦めることなく石原は前に出続け、試合終了。ケンスワンが大差を付けて判定勝ち、石原の気迫の健闘も光る試合だった。
▼第12試合 ダブルメインイベント 日本ウェルター級王座決定戦 3分5R
○リカルド・ブラボ(18=アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/日本ウェルター級3位)
TKO 4R1分41秒 ※ドクターストップ
●政斗(25=治政館/日本ウェルター級1位)
※リカルドが第10代王者に
渡辺健司が返上した日本ウェルター級王座を懸けて政斗とリカルドが対戦。政斗は渡辺にタイトルマッチで敗れており、2度目の王座挑戦となる。対するリカルドは母国アルゼンチンでキックを始め、新日本のリングでプロデビューし現在6戦無敗。
1R序盤から激しい打ち合いを繰り広げた両者。リカルドは同門の江幡兄弟ばりに高いガードからワンツー、政斗は左ミドル、左ボディブローを当てて行く。
2Rには、回転力の速いパンチを見せるリカルドが攻撃力で上回り、ジャッジ三者ともリカルドを支持。
3R、政斗も手数を落とすことなく前に出るが、リカルドのヒジで額をカットし2度のドクターチェックが入る。
4R、リカルドは勢いを落とすことなく前に出て、次々に左ジャブ、右ストレートをヒット。政斗の出血は激しくなり、ドクターストップ。リカルドがTKO勝利で無敗のままベルトを獲得した。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】