【イノベーション】浅川大立が”闘ふ神主”櫻木崇浩からベルト奪取、悲願の王者となる
Japan Kickboxing Innovation
「Champions Carnival 2018」
2018年5月13日(日)東京・ディファ有明
▼第9試合 INNOVATION フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○浅川大立(ダイケンスリーツリー/同級1位・挑戦者)
判定3-0 ※50-48、50-47、50-47
●闘ふ神主 櫻木崇浩(武勇会/同級王者)
両者は昨年8月に一度対戦しており、その時は浅川が判定勝ちしている。櫻木にとっては防衛戦であると同時にリベンジマッチとなった。
櫻木は、香川県高松市の廣田八幡神社で神主を務め自ら“闘ふ神主”と名乗る変わり種。バランスのいい攻撃を持ち味とし、2016年10月に同王座を獲得した。昨年7月、翔貴との初防衛戦では接戦の末、ドロー防衛。しかし、8月に浅川、12月にREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者であり無敗の17歳・安本晴翔に判定負けを喫し、現在2連敗中。今回は5カ月ぶりの復帰戦となる。
一方、浅川はパンチを得意とし、2016年6月には町田光が保持するINNOVATIONスーパーフェザー級タイトルに挑戦。敗れはしたが強打で町田をぐらつかせる場面もあった実力者。今年3月の挑戦者決定戦で、翔貴を5度もダウンさせ(5度目のダウンでKO勝ち)、挑戦権を勝ち取った。また、浅川は自身4度目のベルト挑戦。
櫻木がベルトを守ると共にリベンジを果たすのか。それとも浅川が櫻木を返り討ちにしてベルトを奪還するのか。
1R、ジリジリとプレッシャーを掛ける浅川に、櫻木はミドル、ローを蹴って距離を取る。これに浅川もロー、ミドルを蹴り返す。互いに蹴りで牽制し合う。
2R、さらにプレッシャーを強める浅川はローとパンチで攻める。ロープを背負う櫻木はローとミドルで浅川の前進を止めようとする。
3R、櫻木をロープに追い詰めた浅川が踏み込んで右ストレート。これがヒットするとパンチをまとめる浅川。パンチを振るって前進する浅川を、櫻木は前蹴りで止めようとするが止められない。
4R、浅川がパンチからローに繋げるコンビネーション、さらに左フック、右ストレートを当て試合を優位に進める。劣勢の櫻木はローを返すが、為す術が無くなって来ている様子。
5R、櫻木が意を決してパンチの打ち合いに臨む。相打ちの場面もあったが浅川が打ち勝つ。そのまま浅川が攻め続け勝敗は判定へ。判定は3-0で浅川の完勝。
4度目のベルト挑戦で悲願の王座戴冠を果たした浅川は、マイクを持ち「あきらめなければ夢は叶う。だけど、ここがゴールじゃないので、これからも突っ走って行きます」と叫んだ。
▼第8試合 INNOVATION ウェルター級タイトルマッチ3分5R
△門田哲博(武勇会/同級王者)
ドロー 判定1-0 ※48-48、48-47、48-48
△太聖(岡山ジム/同級3位・挑戦者)
※この試合の速報動画(3Rからノーカット)はこちら
1R、門田が遠い距離からロー、ミドルを蹴る。太聖は踏み込んでパンチを当てたいが近付けない。2Rも門田は蹴りで攻め、接近するとボディにヒザを突き刺していく。これに太聖はカウンターの縦ヒジで応戦し、パンチの距離になると強いパンチをまとめた。
3R、門田が太聖のジャブに右クロスを合わせ、これがクリーンヒット。よろめく太聖を追撃する門田。しかし太聖はスイッチが入ったかのように打ち合う。豪快なフックとストレートが交錯する中で、太聖の右バックハンドブローがヒット。ダウンする門田。立ち上がった門田にパンチをまとめる太聖だが、門田も強気に打ち返し主導権を握らせない。
4R、太聖のパンチに対し門田はヒザで攻める。近い距離での攻防が続くが、首相撲からのヒザで門田が優位に立つ。しかし、太聖もガードを破るほどの強いパンチを打ち込む。
5R、太聖が力を振り絞り前進。門田は冷静に蹴りで迎撃しハイキックをヒットさせる。起死回生のバックハンドブローを何度も繰り出す太聖だが、それも当たらず、逆に門田が首相撲からのヒザ蹴りを突き刺して試合終了。判定は1-0となり、門田が苦しみながらもドロー防衛に成功した。
※この試合の速報動画(3Rからノーカット)はこちら
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