【ベラトール】ゲガール・ムサシが15連勝中の王者を初回TKO、ミドル級の新王座に輝く
マイケル・ペイジが多彩な打撃で2RでKO勝利Bellator MMA
「Bellator 200」(3P目)
2018年5月25日(金・現地時間)イギリス・ロンドン SSEアリーナ・ウェンブリー
Photo by Bellator MMA
▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○マイケル・ペイジ(31=イギリス)
TKO 2R 43秒
●デイビット・リッケルズ(29=アメリカ)
ペイジは幼少の頃からカンフーとキックボクシングを学び、テコンドーでも五輪代表候補としてオファーを受けた経験を持つ。MMAも2012年2月のプロデビューから12連勝中(KO・TKO勝ちが7回/一本勝ちが3回)。Bellator MMAには2013年3月から継続参戦しており、好戦的なキャラクターと多彩な打撃技を駆使するファイトスタイルで人気を集めている。昨年10月にはボクシングでもプロデビューし(3R・TKO勝ち)、今回は2016年11月以来のMMA復帰戦だ。
対するリッケルズは2010年10月にプロデビューし、戦績は19勝4敗2分(KO・TKO勝ちが6回/一本勝ちが6回)。2015年11月に元Bellator MMAライト級王者マイケル・チャンドラー(アメリカ)にTKO負けして以降は、3勝1無効試合の戦績で負けなし。昨年12月の試合では、強豪アダム・ピッコロッティ(アメリカ)に判定勝ちしている。
前日計量で挑発合戦を展開した両者は、この日の試合前も顔を近づけ合っての激しいにらみ合いを繰り広げた。
1R、両腕を下におろして半身に構えたペイジは、左右に動き回りながらスイッチも繰り返し、変則的ながらも滑らかな動き。リッケルズは追いかけながらパンチを振るうが、ペイジの巧みなスウェーバックとフットワークを前になかなかヒットを奪えない。
腰振りダンスやカンフーポーズでリッケルズをもてあそび始めたペイジは、ワンツー、左ジャブ、右アッパー、右フックなどを打ち込んではすぐに離れるヒット・アンド・アウェーを展開。ペイジは右ストレートでリッケルズをダウンさせるが、追撃に入らずに相手が立ち上がるのをじっと待つという余裕ぶりだ。
2R、ジリジリと前に出始めたリッケルズに対し、ペイジは細かく上下にステップしながら間合いを取る。すると、左インローを蹴ろうとしたリッケルズに、ペイジが強烈な右フックを叩き込む。
この一撃で左の目元から大量に出血したリッケルズは、そのまま試合を続行しようとするものの、ダメージが大きいことをすぐに把握したのか、レフェリーが歩み寄ってくると自ら負傷箇所を指差す。この直後にレフェリーは試合をストップ。ペイジがリッケルズに何もさせず、TKO勝ちで無傷の13連勝をマークした。
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