【ABEMA】那須川天心が2度ダウン奪い一般公募の門口佳佑を撃退
那須川天心(19=TARGET/Cygames)への挑戦権を懸けたトーナメントが行われたインターネットテレビ局ABEMAの番組『VS那須川天心』が、5月26日(土)放送でついにフィナーレを迎えた。
一般公募で100名を超える応募者の中から選ばれた4名によって行われたトーナメントを勝ち上がったのは、フルコンタクト空手出身の門口佳佑(23)。今回の試合に備え、格闘技術評論の第一人者でシュートボクシング世界トーナメントS-cup初代王者の吉鷹弘氏、元プロボクシング東洋ミドル級王者カシアス内藤氏からも打倒・那須川のアドバイスを受け、主にボクシングテクニックに磨きをかけてきたという。
ルールは安全を配慮し、両者レッグサポーターを着用、門口のみヘッドギア着用。12オンスグローブを使用し、試合時間は2分3R。1Rの間に3度のダウンでKO負け、フルラウンド戦った場合はジャッジによる判定あり。ヒジ打ちと両腕を使ったつかみは禁止(非公式戦)。
4歳からフルコンタクト空手を学んできた門口は「僕が負けると思って見ている人が多いと思うけれど、気持ちでは絶対に負けない。99%不利でも1%は勝てる可能性がある。もちろん勝つつもりで上がります」と宣言してリングイン。受けて立つ那須川は「想いを全部ぶつけてきてください」と門口にメッセージを送った。
1R、両者サウスポー構え。門口は強い左ローキックで先制し、右ミドルも蹴る。那須川は左ローを返す。バックスピンキックも見せる那須川がジャブで誘いをかけ、門口のミドルをキャッチしての左フックで転倒させる。
2R、那須川のローをかわして門口が右ローを蹴り返す。門口の左ストレートがヒットし、場内からはどよめきが起こる。これでスイッチが入ったか、那須川はヒザ蹴りをボディに突き刺し、左右フックからの左右ボディブロー。ラウンド終了間際には胴廻し回転蹴りを見せる。
最終3R、勝負をかけた門口がラッシュを仕掛け、左ストレートからの左ミドルで那須川を転倒させ、またも場内をどよめかせる。しかし、那須川の飛びヒザ蹴りをもらってよろめく。那須川はワンツーで襲い掛かり、ダウンを奪う。さらにボディブローからバックスピンキック、そして連打でスタンディングダウンを追加。門口が立ち上がって試合再開したところで終了となった。
判定は2度のダウンを奪った那須川の勝利となったが、「門口選手は自分が思っていたよりも強くて、3Rはセコンドから、相手も思い切り来ているから倒しに行け、ガチで行けと言われたので、自分も門口選手の気持ちに応えて強めにいきました」と門口を称えた。
門口は「いい経験になりました。これからもっと強くなってリベンジしたいです。僕は18年間、空手をやってきて何千試合も出ましたが、一番プレッシャーがありました。2Rのボディが致命的だったかなと思います。こういう経験が出来てよかったけれど悔しい気持ちでいっぱいです」と悔しさをにじませ、「今後はプロとしてやっていくつもりがあります」とした。
プロのリングでの再戦という可能性も出てきたが、那須川は「あのボディで倒れる選手もいたけれど、門口選手はそういう素振りもなく気持ちが強くてプロ向きの選手だと思いました。RISEのベルトを獲って欲しいと思いました」とエールを送った。門口は自身のSNSにて、7月にプロデビューが決まったと報告している。
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