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【UFC】ロシアのヤンの剛拳に石原夜叉坊がKO負け、日本勢は1勝4敗

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2018/06/23(土)UP

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連勝していた安西(左)がマシューズ(右)に土をつけられた

▼ウェルター級マッチ 5分3R
〇ジェイク・マシューズ(23=オーストラリア)
一本 1R 2分44秒 ※チョークスリーパー
安西信昌(32=あんざい・しんしょう/TEAM CLIMB)

 安西は2009年のプロデビューからハードパンチを武器にパンクラスで活躍。2014年6月にパンクラス・ミドル級王座を獲得した。同年8月に迎えたUFCデビュー戦ではアルベルト・ミナに初回TKO負け。しかし、第2戦目となった2015年9月の日本大会でロジャー・ザパタを3R・TKOに下し、UFC初勝利を上げた。その後、約2年間のブランクが空いたが2017年9月のUFC日本大会で復帰。ルーク・ジュモーから勝利を収めて2連勝中だ。

 今回対戦するマシューズは柔術をバックボーンに持ち、三角絞めが得意技。長いリーチから繰り出す右ストレートも得意とし、同じくUFCで2連勝中。

 1R、フックを放ちながらグイグイと前に出る安西をマシューズは下がりながらフックで迎え撃つ。組み付いて来る安西にマシューズはヒザを突き上げる。

 さらにマシューズは片手でクリンチしながらのアッパー連打。さらに足をすくってテイクダウンする。マシューズがパウンド、ヒジを見舞うと安西は背中を向けてしまい、バックを奪ったマシューズがチョークスリーパー。マシューズの一本勝ちとなった。

 勝者マシューズは「ゲームプランはどちらかと言うと相手がどうしてくるかだった。アグレッシブにくることは分かっていたし、手強いコンボやハードなショットを打ち込んでくると予想していた。でもあれほど遠くから打ってくるなんてびっくり。相手が打ち合いたがっていたとは思わない。特に前回の自分の試合があるからね。あんなに遠いところから打ち込んでくるなんて自殺行為もいいところだ。

 最初のクリンチで相手の方がかなり力強いと思ったから、あれだけ長く座っていた。最初のヒザを当てた後、効いたなと思ったし、最終的にダウンさせた時には自然とチャンスがあると思っていた。この試合に勝つのは自分だとも分かっていたんだ。どういうことかと言うと、しっかり準備していたし、彼がチャンピオンだと思って戦った。いつも通りのことをやって、俺たちは”ジンリャン”精神と呼んでいるんだけど、とにかく試合に挑んでワイルドにいくんだ」と自信満々のコメントを残した。


接戦となったが手数でやや上回ったシュネル(左)が井上(右)に初黒星を付けた

▼フライ級マッチ 5分3R
〇マット・シュネル(28=アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●井上直樹(21=空手道白心会)

 井上は幼い頃から空手、キックボクシング、柔術など様々な大会に出場し、DEEPの新人王戦「フューチャーキングトーナメント2014」では連続一本勝ちして優勝。プロ10戦全勝(7つの一本勝ち)の快進撃を続けて2017年6月のシンガポール大会にて、19歳で日本人最年少UFCデビューを果たした。

 そのUFCデビュー戦ではカールス・ジョン・デ・トーマスを相手に高い柔術の技術を存分に披露して白星を飾り、11連勝無敗に。昨年の日本大会にも出場予定だったが、練習中に負傷したため欠場。今回が約1年ぶりの復帰戦となる。

 対戦相手は空手をバックボーンに持ち、打撃を得意としている。UFC戦績は1勝2敗で、前戦となる昨年10月の『UFC 216』で初勝利を収めた。ニックネームは“デンジャー”。

 1R、シュネルはパンチ&ローで前へ出る。井上は長い左ジャブでそれを押し戻す。井上のジャブ、ストレートをかわしてフックを強振するシュネル。井上をヒヤリとさせるようなシュネルのフック、さらにシュネルの右ローで井上の足が跳ね上がる。

 2Rもジャブを出す井上に、フックを強振するシュネル。右ローと終盤には右ストレートをヒットさせた井上だが、シュネルに比べると手数が少ないか。

 3Rもジャブを突く井上にシュネルが右ストレート、左フックを返す。ここでシュネルが初めてタックルに行き、井上はヒザを着いたがすぐに立ち上がる。井上は時折、右ストレートと右ローを当てていくがやはり手数が少ない。

 判定は2-1と割れ、攻撃が目立ったシュネルの勝利。井上はプロ12戦目にして初黒星を喫した。勝者シュネルは「判定で勝てるかどうか、正直、分からなかった。何発か決まって相手がフラついたのは見えたけどね。接戦だったと思う。井上は良い選手だよ。ここまで無敗だったのには理由があるし、それだけの実力を持っている。井上まだ21歳だし、これからが成長どころだ。まだ自分はUFC戦績2勝2敗だから、次に誰と試合をしたいかは正直分からないよ。はっきりしているのは、もっと試合経験を重ねていきたいということ。これからもっとオレに注目して欲しい」 と語った。

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