【ONE】死闘5R、エヌサンが長谷川にTKO勝ち、山田哲也はTKO勝利
ONE Championship
「ONE:SPIRIT OF A WARRIOR」
2018年6月29日(金・現地時間)ミャンマー・ヤンゴン トゥウンナ・インドア・スタジアム
Photo by ONE Championship
▼メインイベント ミドル級タイトルマッチ 5分5R
〇アウンラ・エヌサン(33=ミャンマー/ONEミドル級王者)
TKO 5R 3分13秒
●長谷川賢(31=フリー/挑戦者)
※エヌサンが防衛に成功。
柔道をベースにDEEPメガトン級を制し、RIZIN、海外でも戦績を重ねてきた長谷川がONEの2階級(ミドル級&ライトヘビー級)王者で開催地ミャンマーの英雄であるエヌサンに挑む。コール時には長谷川にブーイングも聞かれる。
1R、オーソドックスのエヌサンに長谷川はサウスポーで構えて出方を探る。左ストレート、右フックと振るうが、ここでエヌサンもサウスポーに構えを変える。エヌサンが左ストレートで踏み込んでくるが、長谷川は下がらない。逆に左ハイキックを繰り出しエヌサンを脅かす。エヌサンはオーソドックスに戻り右クロスを強振するが、長谷川はブロックとフットワークでかわし直撃させない。
2R、エヌサンは右ミドルを放ってヒット。長谷川はステップを踏み蹴りの照準を外す。そして細かな出入りと斜め前へのステップでエヌサンをかく乱する。
だがエヌサンはカウンターの右ショートフックをヒット。出血した長谷川だが、左ストレート、右フックとパンチを当てていく。しかしエヌサンも左フックを当てて応戦。ここで長谷川はタックルに出るが、エヌサンは金網を背にこらえる。直後に長谷川は右フックをヒット。左ストレートから右フックを当てる長谷川だが、エヌサンも左フックを返す。
3R、エヌサンはサウスポーから左クロスを振るってくるが、長谷川は逆に左ストレートで出ていく。しかしここでエヌサンはオーソドックスに戻り、右ストレート、右アッパーと長谷川にヒット。だが長谷川は前に出ていく。ここで右ストレートを被弾し左目を気にする長谷川だが、タックルで出てテイクダウン。エヌサンは寝かされず立ち上がる。
両者スタンドの打撃戦に戻るが、ともに疲労が隠せない。長谷川は右フック、左ストレートで前に出る。エヌサンもフックとストレートを返して応戦。どちらもスタミナを切らした中で拳を振るい合う。しかしエヌサンが右ストレートを当て、長谷川の動きが止まる。それでも長谷川はそこから右ジャブ、右フックと放つ。エヌサンは右ボディフックを長谷川に打ち込む。
4R、両者とも顔の腫れが見られる。タックルに出る長谷川だが、ここはエヌサンがこらえて押し戻す。長谷川は左ストレート、右フックと振るうが、スタミナを失っておりパンチに力がない。組み合いからバックへ回ってチョーク狙いのエヌサン。立ち上がる長谷川だが、一層目の周辺の腫れが目立っている。
脇を差して組みに行く長谷川だが、エヌサンはこれを引き剥がし、ヒジを打ち込む。エヌサンが足払いで長谷川を四つん這いにさせる。長谷川はエヌサンの腕を掴んで強打させない。しかし鼻からの出血がマットを濡らす。
5R、長谷川は大きく右目が腫れ上がっている。右フックと左ストレートで長谷川は前に出る。そしてパンチを当てるが、力を欠いておりエヌサンに大きなダメージを与えるには至らない。エヌサンは右ミドル、バックスピンキックとやや余力で上回り、動きにキレを見せる。そして4Rに続き足払いで長谷川をコカし、チョークを狙うがここは長谷川が立つ。
なおも向かった長谷川だがエヌサンはアッパー、ストレートと打ち抜いて長谷川はダウン。レフェリーがここまでのダメージも見てストップし、エヌサンがTKO勝ちで防衛を成し遂げた。
勝利したエヌサンは顔を大きく腫らし、死闘の後であったが来週にはトレーニングに戻り、ミドル級世界最高の選手を目指すとマイクで語った。
▼フェザー級 5分3R
〇山田哲也(28=タイガームエタイジム)
TKO 2R 4分05秒
●ハファエル・ヌネス(30=ブラジル)
17歳でデビューし“スーパー高校生”と呼ばれて活躍した山田は、現在タイのタイガームエタイジムに所属し練習を積んでいる。ブラジルの黒帯寝技師ヌニスは過去に日本の安藤晃司に敗れており、この一戦に対日本人リベンジを懸ける。ヌニスの戦績は11勝1敗で、安藤戦以外は負けを喫していない。
1R、サウスポーの山田とオーソドックスのヌニス。ヌニスが右フックを強振するが、山田はダッシュして組みつき胸を合わす。逆にヌニスが金網へ押し込んでくるが、山田は金網を背にヒジを振り下ろす。しかしここはヌニスが押し倒してテイクダウン。
ヌニスが体を離しても、山田は立ち上がらず近寄ったヌニスの左腕を取りアームロックを狙う。山田は後転してヌニスの左腕を極めにいく。ヌニスの腕を取りつつ山田はさらに両足をセンタクバサミにして首を絞めるが、ここはヌニスが脱して山田に対しトップポジションを取り終了。
2R、山田は左ミドルを入れて距離を取り、ヌニスが右を振るって来たところを組みつき、押し倒してテイクダウン。しかし攻めを進めんとしたところでヌニスが反転して上を取り返してくる。だが、山田は下にされても反転して上を取り返し、左ヒジを振るってヌニスの額をカットして出血を呼ぶ。このヌニスの負傷にドクターチェックが行われる。
傷をチェックしたドクターは続行不可能と判断し試合をストップ。山田はケージに登るとタイトルマッチをアピールするようにベルトを思わせるジェスチャーを見せた。
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