【RISE】北井智大が延長戦でダウン奪い打ち合い制す
▼第9試合 第7代バンタム級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
〇優吾・FLYSKYGYM(21=FLYSKYGYM/RISEバンタム級2位)
判定2-1 ※30-29、29-30、30-29
●堀尾竜司(26=TRY HARD GYM/第4代Krush-55kg王者)
※優吾が準決勝へ進出。
優吾はシュートボクシング(以下SB)のトップランカーである植山征紀、WMC日本バンタム級王者・知花デビットらを破り、打倒・那須川天心の最有力候補と目されていたが、4月のSBに出場した際に計量に失敗し、大桑宏章に判定負けを喫した。再起戦となる今回、汚名返上のためにも王座を狙う。
堀尾は2012年2月にプロデビューし、Krushを主戦場にして活躍。2015年8月には第4代Krush -55kg王座決定トーナメントを制して王者となった。所属ジムがフリーとなったことから、今回RISEに初参戦。
1R、優吾は左インローを多用し、堀尾の出鼻を挫いたり、堀尾のミドルに返したりする。すると堀尾は後ろ蹴りからジャンプしてのパンチを見せ、打ち合いも仕掛けて場内を沸かせた。優吾は左ミドルを的確にヒットさせていく。
2R、優吾は堀尾が入って来るところに左フックを合わせ、これを皮切りに打ち合いとなる。優吾がラッシュを仕掛けてパンチの連打で堀尾をコーナーへ釘付けに。さらに左ミドル、三日月蹴りもヒットさせる。しかし、勢いに乗る優吾に堀尾が左フック。優吾は堀尾にしがみついてダウンを逃れるが、ホールディングで警告が与えられる。堀尾がジャンピングキックをヒットさせると、優吾は打ち合いに行く。
3R、一進一退の攻防が続く中、優吾は堀尾が入って来るところに左ミドル、右フックを合わせる。またもパンチの打ち合いとなり、両者一歩も譲らず。難しい判定となったが、判定2-1で優吾が辛勝した。
敗れた堀尾はその場で号泣してうずくまる。勝った優吾も泣きながら堀尾の健闘を称え、「全然勝った感じじゃないので出直してきます。堀尾選手の分も頑張るので応援よろしくお願いします」と涙ながらに語った。
▼第8試合 第7代バンタム級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
●有松 朝(28=リアルディール/RISEバンタム級4位)
KO 3R 2分22秒 ※右フック
〇結城将人(31=TEAM TEPPEN/RISEバンタム級6位)
※結城が準決勝へ進出。
有松は歴代王者の那須川天心や村越優汰との対戦経験があり、長くRISEバンタム級ランカーとして君臨。『RISE 124』で村山智耶を得意の左ボディブローでKOし、今回のトーナメント出場権を獲得した。
対する結城は、那須川天心の父・弘幸氏が代表を務めるTEAM TEPPENに移籍し、2月からRISEに参戦。4月には『DEEP』で元Krush王者・堀尾竜司と対戦し、勝利を収めたことが評価されてのエントリーとなった。
1Rはローの蹴り合いからスタート。お互いに右ローを蹴り合うが、結城の右フックが徐々に当たり始める。
2R、結城が左フックからの右アッパーをヒットさせるなど、有松のガードの隙間を狙う。さらにボディブロー、左フック、ヒザ蹴りと攻勢を仕掛け、有松が入って来るところにもパンチを合わせる。結城の多彩な技に有松は後手に回ってしまう。
3Rも結城が連打でヒットを奪う。有松は挽回しようと得意の左ボディブローを2度ヒットさせたが、打ち気にはやって前のめりになったところで結城の右飛びヒザ蹴りがさく裂。結城がダウンを奪った。結城はさらにハイキック、ボディブロー、ハイキック、右フックと畳みかけ、有松はもんどりうってダウン。ここで有松のKO勝ちが宣せられた。
敗れた有松は号泣。結城は大喜びで大盛り上がりの応援団を煽ると「次は9月16日、また応援お願いします」と叫んだ。
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