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【Krush】木村ミノルが秒殺KOで初戴冠&プロポーズ成功

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2018/08/05(日)UP

Krush実行委員会
「Krush.91」
2018年8月5日(日)東京・後楽園ホール

1RKO勝ちでタイトルを獲得した木村ミノル(奥)

▼第8試合 ダブルメインイベント第2試合 Krushウェルター級タイトルマッチ 3分3R 延長1R
●塚越仁志(34=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第5代Krushウェルター級王者)
KO 1R1分45秒 ※3ノックダウン
○木村“フィリップ”ミノル(24=K-1ジム五反田チームキングス)
※木村が第6代王者に、塚越は3度目の防衛に失敗

 2月に牧平圭太を2RKOで下し、2度目の防衛に成功した塚越が3度目の防衛戦を迎えた。対する木村は6月のK-1で山際和希を1Rで下し3連勝中。2013年12月、当時のKrush-63kg王者・山崎秀晃に挑戦して以来、約5年ぶりのKrushでのタイトルマッチとなった。

 1Rゴングと同時に勢いよく出た塚越は左ジャブを突き刺し、木村は冷静にブロックしてパンチを連打で返す。それでも前に出る塚越に、木村は左フックでダウン奪取。さらに豪快な左フックを浴びせた木村は2度目のダウンを奪った。そして、木村がフックの連打を浴びせ、塚越が前に倒れるとレフェリーがストップ。

 KO勝ちで初戴冠を果たした木村はマイクを握ると「ここまで偉大な選手にKO勝ちできて嬉しく思います。みんなの熱い声援のおかげでベルトを掴むことができました。K-1の顔ではないけれど足みたいな感じで動いてやっと1つ形になって良かったです」とアピール。

 そして「4年前のタイトルマッチで負けて(山崎秀晃に)公開プロポーズをされてしまって、そのリベンジもさせて下さい」といい、観戦に来ていた彼女をリングに上げる。

「アイカっていいます。僕がいっぱい負けて辛い時期を乗り越えてチャンピオンになれたのは彼女のおかげです。婚約指輪を買ってないんだけど、これ(ベルト)があるんでいいでしょ? 僕と結婚して下さい」と公開プロポーズ。彼女も笑顔でこれに応え、記念撮影に収まった。


中澤(左)との打ち合いを制した篠原(右)

▼第7試合 ダブルメインイベント第1試合 Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
●中澤 純(28=TEAM Aimhigh/第5代Krushスーパー・ライト級王者)
判定1-2 ※30-29、29-30、29-30
〇篠原悠人(20=DURGA/K-1甲子園2015 -65kg王者)
※篠原が第6代王者に、中澤は2度目の防衛に失敗

 中澤は昨年8月に左右田泰臣を判定で下して初防衛に成功。挑戦者の篠原とは昨年2月の第5代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント準決勝で対戦しており、この時は中澤がKO勝利を収めている。その後、篠原は5連勝で今回のタイトル挑戦まで辿り着いた。

 1R、三日月蹴りを出しながら右ジャブで距離を取る篠原に、中澤は右ローをこつこつ当て終始プレッシャーをかける展開。中澤のローのダメージか、2Rになると篠原の足は止まり、バランスを崩し始めた。中澤の圧力の前に、篠原は下がりながらも的確に左ストレートを当て返していく。

 3Rもローを出しながらパンチにつなぐ中澤に、篠原も負けじと打ち合いに応じヒット数では若干上回る。お互いに決定打はなかったが乱打戦を経てフルラウンド終了。判定2-1の僅差で勝利しベルトを巻いた篠原は「ここからがスタート。KrushでもK-1でもどんどん活躍したい」とマイクアピールした。

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