【GLORY】女王メクセンが100戦目でまさかの陥落、物議の判定にCEOは再戦の考え
▼フェザー級 3分3R
○マサロ・グランダー(23=オランダ/GLORY世界フェザー級15位)
判定3-0 ※三者とも30-24
●クエイド・タラナキ(23=ニュージーランド/GLORY世界フェザー級17位)
グランダーは今年3月の『GLORY 51』で上位ランカーのヴィクター・ピントに判定勝ちを収め、連敗を「3」でストップ。しかし、6月の『K-1 WORLD GP』では城戸康裕にワンマッチで敗れ(ホールディングを繰り返したことで反則負け)、今回は再びGLORYのリングで復活を目指す。
対するタラナキも昨年10月の『GLORY 46』で、中国の強豪ジャン・チェンロンに判定負けし、今回が再起戦となる。
1R、グランダーが鋭い左ジャブで先手を取り、右ストレートとテンカオもタラナキのボディに効かせる。テラナキの意識が下にいったところで、グランダーは左ジャブから電光石火の左ハイ。これが見事に炸裂し、グランダーが先制のダウンを奪う。
10カウントぎりぎりで立ち上がったタラナキはうつろな表情。グランダーはパンチ連打から左右ハイを飛ばし、顔面ヒザ蹴りで2度目のダウンを追加する。タラナキがなんとか立ち上がったところで、ラウンド終了のゴングが鳴った。
2R、左右ミドルと前蹴りで突き放そうとするタラナキに対し、顔面ヒザ蹴りと左ボディストレートをしっかりと効かせていくグランダー。タラナキはかなり苦しそうな表情で耐えるが、ラウンド終了間際にグランダーの強烈な右ハイと前蹴りのコンボを浴びて、再びダウンを奪われてしまう。
3Rもグランダーが鋭い左ジャブから左右フックを顔面とボディに打ち分け、そこから左ハイ、前蹴り、飛び二段蹴り、飛びヒザ蹴りにつなげるコンビネーションで圧倒。タラナキをまったく寄せつけず、3度のダウンを奪ったグランダーが、大差の判定勝ちで再起戦を飾った。
▼ミドル級 3分3R
○サイモン・マーカス(31=ブラジル/元GLORY世界ミドル級王者/GLORY世界同級2位)
判定2-1 ※29-28、28-29、30-27
●ジェイソン・ウィルニス(27=オランダ/元GLORY世界ミドル級王者/GLORY世界同級3位)
元GLORY世界ミドル級王者同士の対決。両者はこれまでに3度対戦し、マーカスが2勝1敗とリードする。このうち2試合がタイトルマッチで、王座を奪い奪われという状況だ。なお、現王者アレックス・ペレイラは昨年10月にマーカスを破り、戴冠を果たしている。
1R、ガードを高く保ちながら左インローを蹴るウィルニスに対し、マーカスは左ジャブとワンツー。マーカスが左ミドルを蹴ると、ウィルニスもすぐに左ミドルを返す。ウィルニスはガンガン前に出てパンチを振るうが、マーカスのテンカオやクリンチからのヒザ蹴りを被弾する場面が目立つ。
2R、マーカスはフットワークでウィルニスのプレッシャーをかわしながら左ジャブ、ワンツー、左ミドル、左ハイを先手で繰り出し、手数でもリード。ウィルニスもクリンチ際に左フックと右アッパーを勢い良く振るい、まだ一発があるところを見せつける。
しかし、終盤にはマーカスが顔面前蹴りをクリーンヒットさせ、ウィルニスは口からマウスピースが吹っ飛ぶ場面も。ここから両者は激しいパンチの打ち合いを繰り広げ、観客が大きく沸く。ウィルニスはクリンチに逃れる場面もあり、マーカスが有効打で上回った印象だ。
3R、ウィルニスが間合いを詰めながら左右のストレートやフックを強打。ここはマーカスはたまらずクリンチに逃れる。なおもウィルニスは前に出てプレッシャーをかけながら一気にパンチをまとめる攻め。マーカスも距離を取りながら左ミドルや左ハイを返す。
両者は最後まで互いに譲らず一進一退の攻防を繰り広げたが、中盤の有効打で上回ったマーカスがスプリット判定でウィルニスを下した。
▶︎次ページ:豪快TKO決着が続いた重量級の3試合
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