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【UFC】マーク・ハントが一本負け、2連敗を喫する

2018/09/16(日)UP

ハント(手前)の背後からチョークを極めるオレイニク(奥)

Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night 136」
2018年9月15日(土・現地時間)ロシア・モスクワ オリンピスキ・アリーナ・センター
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

▼メインイベント ヘビー級 5分5R
○アレクセイ・オレイニク(41=ロシア/UFC世界ヘビー級11位)
一本 1R 4分26秒 ※リアネイキドチョーク
●マーク・ハント(44=ニュージーランド/UFC世界ヘビー級8位)

 世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』が、ロシアで初となる大会『UFC Fight Night 136』をモスクワで開催。日本のリングでも活躍したハントが、地元ロシアの寝技師オレイニクとメインイベントのヘビー級ワンマッチで激突した。

 ハントは2001年12月に『K-1 WORLD GP』の世界トーナメントを制覇するなど、世界屈指のヘビー級キックボクサーとして活躍。その後、2004年6月に『PRIDE』で総合格闘家としてプロデビューし、UFCには2010年9月から参戦を果たした。UFCでは現在までに8勝6敗1分1無効試合の成績を残しており、44歳となった今も世界ランカーとしてトップ戦線で活躍中。直近の試合となった今年2月のカーティス・ブレイズ戦で判定負けを喫しており、今回は再起戦となる。

 対するオレイニクは1996年11月に総合格闘家としてプロデビューした大ベテランだ。現在までの戦績は56勝11敗1分で、このうち44勝が関節技・絞め技によるもの(ハントの戦績は13勝12敗1分1無効試合)。幼少の頃から柔道、ボクシング、柔術、テコンドーなどを習い、中でもコンバットサンボは世界選手権を2度制覇した実力だ。UFCには2014年6月から参戦し、現在までの成績は5勝2敗。直近の試合となった今年5月のジュニオール・アルビニ戦では1Rにエゼキエルチョークを極めて一本勝ちしており、今回は母国で連勝を目指す。

 1R、序盤からジリジリと前に出てパンチのコンビネーションを振るうオレイニク。ハントはこれを難なくかわして距離を取りながら左ジャブを突き、強烈な右ローをヒットさせていく。ハントの右ローを受けるたびに体が傾き始めたオレイニクは、強烈な右オーバーハンドのカウンターも被弾して一瞬動きが止まる。

 しかし、劣勢のオレイニクはハントが右フックを空振りさせたところで組みつき、離れ際には左フック。さらに直後にハントの左フックにオレイニクがカウンターの左フックもかぶせるようにヒットさせる。この一撃でハントはよろめいて片ヒザがマットに着いてしまう。

 すぐに立ち上がるもオレイニクのタックルに捕まるハント。オレイニクはハントの背中に組みつき、両足もボディにしっかりと絡ませてロック。ハントはオレイニクの手首を掴んで抵抗するが、強引に上体を起こして抜け出そうとしたところでチョークに捕まり、これで勝負あり。ハントは歯を食いしばりながらタップした。

2連敗を喫したハント(左)は険しい表情

 上位ランカーのハントを相手に会心の一本勝ちを飾ったオレイニクは、試合後の勝利者インタビューで「自分は寝技で勝負を決めるつもりだったし、そのために練習してきた。ただ、マークの“キラーショット”は凄かった。彼の蹴りはあともう3、4発もらっていたら、試合の結果に影響していたかもしれない。タイトルマッチはチャンスをもらえるなら挑戦したい。次の相手は自分より上位のランカーを希望する」と喜びのコメント。

 一方、敗れたハントは「アレクセイにはおめでとうと言いたい。彼は良い仕事をしたよ。彼の寝技に捕まってしまうと、そこから逃れるのは難しかった」と、淡々と試合を振り返った。


テイクダウンからクリロフ(下)を押さえ込むブラホビッチ(上)

▼セミファイナル ライトヘビー級 5分3R
○ヤン・ブラホビッチ(35=ポーランド/UFC世界ライトヘビー級4位)
一本 2R 2分41秒 ※ダースチョーク
●ニキータ・クリロフ(26=ウクライナ)

 ブラホビッチはポーランドの『KSW』で長らく活躍。2011年11月にはKSWライトヘビー級王座に就き、2度の防衛にも成功した。2014年10月から『UFC』に参戦を果たすと、イリル・ラティフィやジミ・マヌワといったライトヘビー級ランカーたちから勝利を挙げ、現在までに5勝4敗の成績を残している。プロデビューは2007年2月で、戦績は22勝7敗だ。

 対するクリロフは2013年8月からUFCに参戦し、6勝3敗の好成績を残していたが、2016年12月のミーシャ・サークノフ戦(クリロフが一本負け)を最後に離脱。以降はロシアの『FNG』などで4連勝を飾り、今大会で再びUFC参戦を迎えることとなった。プロデビューは2012年7月で、戦績は24勝5敗。

 1R、序盤から積極的なクリロフは、左インロー、左ミドル、右前蹴り、右関節蹴りをテンポ良く繰り出す。さらにクリロフは右フックを勢い良く振るってブラホビッチの上体を大きく仰け反らせると、すかさずタックルでテイクダウンを奪って見せる。

 ブラホビッチは下から両足でクリロフの胴を挟んだガードポジションの状態をしばらくキープしながら、時おり腕十字を狙う。さらにブラホビッチは足を突き上げてクリロフのバランスを崩させると、そこから立ち上がりながらのタックルでテイクダウンを奪い、ラウンド終了までトップをキープし続けた。

 2R、ブラホビッチはクリロフの左ローをキャッチすると、すかさず背後に回り込んで組みつき、そこからグラウンドに引き込みながら体を回転させて巧みにトップを取る。ブラホビッチは上から押さえ込み続け、クリロフがうつ伏せになったところですかさずチョーク。これがしっかりと極まり、クリロフがタップした。

 ブラホビッチがクリロフに一本勝ちを収め、昨年10月のデビン・クラーク戦から4連勝となった。試合後にマイクを向けられたブラホビッチは、「スタンド勝負が続くと思っていたが、予想以上に早い段階でテイクダウンを奪うことができたので、今回は一本勝ちすることができた。自分にはタイトル挑戦がふさわしいと思うから、その知らせを待ちたい」と、王座挑戦への意欲をアピールした。

▶︎次ページ:プロ18戦全勝の新星クンチェンコがUFC初陣を迎える

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