【DEEP JEWELS】前澤智、パク・ジョンウン撃破で王者に宣戦布告
DEEP事務局
「DEEP JEWELS 21」
2018年9月16日(日)東京・新宿FACE
▼第9試合 メインイベント DEEP JEWELSアトム級 5分3R
〇前澤 智(リバーサルジム 立川 ALPHA)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●パク・ジョンウン(韓国/TEAM STRONG WOLF)
前澤は中学から大学まで柔道を学び、サンボと柔術の経験も豊富なファイター。昨年12月、SARAMIとのDEEP JEWELSアトム級次期王者挑戦者決定戦に敗れタイトル戦線からは一歩後退。3月の再起戦では快進撃を続けていた齋藤裕子をストップし、山本美憂との対戦をアピールした。
対するパクは2013年にアジア・サンボ選手権で韓国代表に選ばれ、キックボクシングでは5戦5勝の戦績。18歳でプロデビューし、2017年12月に黒部三奈を苦しめ、今年6月大会では王座挑戦間近と見られていた富松恵美を判定で破り、タイトル戦線へ一気に浮上した。
1R、前澤は早いジャブ。パクは右のパンチを打ち落とす。組み付いた前澤に、パクがバックに投げる。スタンド再開。パクの蹴りが入り、前澤が組み付く。ギロチンチョークに入るパク。前澤が抱えて投げるが、パクはグランドでギロチンチョーク。膠着が続き、ブレイクに。前澤は蹴りから右のパンチにつなげる。立ち技の攻防でラウンド終了。
2R、前澤がパンチを放ち、パクの打撃に合わせて足を取ってのテイクダウン。ガードポジションのパク。前澤がパンチを落としていく。ハーフのパク。ポジションをキープしながらコツコツとパンチを落とす前澤。
立ち上がったパクを首投げで倒した前澤はテイクダウンに成功し、パンチを落とすがスタンドに。前澤がパンチを打ちながら前へ出たところで、ラウンド終了。
3R、早いジャブから崩しにかかる前澤。組み付いてテイクダウン。パクは首を取りにいくが、ここは前澤が外す。ハーフのパク。上からヒジを押しつける前澤は、ポジションをキープし、小さく鉄槌を打つ。残り時間は少なくなるが、大きな展開がない。このままタイムアップとなり、判定は3-0で前澤が勝者となった。
号泣した前澤は「まだ何も成し遂げていないんですけど、勝てて良かったです。今こうやって泣けてくるのは、まだ弱いからだと思うので、金原代表、ベルトをとるまで面倒を見てください。佐伯さん、いますか?(佐伯代表の姿が見えず)あれ、どうしよう。次は私がベルト挑戦でいいですよね? 私のベルトをとるのが早いのか、黒部選手の彼氏ができるが早いか、見守ってください。黒部さん、いいですか? 『2週間後、大一番があるので待っていてください』(黒部)。本日は、安室奈美恵さんが引退の中、ここまで足を運んでいただき、ありがとうございました」と笑顔になった。
▼第8試合 DEEP JEWELS フライ級 5分3R
〇空手こまち(武心会)
TKO 2R1分41秒 ※左ストレート→レフェリーストップ
●ひかり(ピロクテテス新潟)
柔道歴15年のひかりは、アマチュア修斗を経て昨年12月のDEEP JEWELSでプロデビュー。同じく柔道をバックボーンに持つ大型新人・渡辺華奈と対戦し、好試合を演じたが最後は腕十字で敗れた。今年3月の2戦目もベテランのアミバに敗れ、初勝利を狙う。
対するこまちは、極真館空手で全日本王者になるなど空手で数々のタイトルを獲得。今年5月には王座決定トーナメントを制してJ-GIRLSフェザー級王座を獲得。2017年2月からはMMA(総合格闘技)にも挑戦し、ライカと杉山しずかに敗れており、約1年ぶりのMMAで同じく初勝利を目指す。
1R、ひかりが計量オーバーで2点減点からのスタート。ヒジ打ち有りルール。右のパンチを打つこまち。ひかりは蹴りを見舞う。投げを狙うひかり。こまちはバックブロー。接近してのヒジ打ちを放つ。さらにこまちは、ローキックやハイキックを狙う。内股ローキックから右のパンチ。嫌がったひかりに、こまちは鉄槌を落とす。寝技に持ち込んだひかりだが、こまちはこれを逃げる。パンチを打っていくこまち。右の蹴りからパンチで追い込んだ。
2R、前へ出るひかり。こまちは、パンチを打っていくがクリーンヒットはできない。ひかりが腕を取って寝技を狙うが、こまちは打撃を打ち込んでいく。左ストレートが入り、ひかりがダウン。こまちが十字を切り、レフェリーが試合を止めた。
こまちは「はじめまして。空手こまちと申します。3戦目でやっとマイクを持つことが出来ました。これからも空手、キック、総合と頑張ってまいります」と声を弾ませた。
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