【巌流島】プロレスラー奥田啓介が全日本武術選手権で初代王者に「プロレスが一番強いんだ」
巌流島事務局
「全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA」
2018年9月17日(月・祝)千葉・舞浜アンフィシアター
▼第19試合 全日本武術選手権大会トーナメント決勝戦 5分1R
〇奥田啓介(プロレス)
合わせ一本勝ち 2分06秒 ※転落3回
●西浦“ウィッキー”聡生(修斗)
※奥田がトーナメント優勝。
16名16格闘技・武術流派によるワンデートーナメント『第1回全日本武術選手権大会』が開催された。巌流島の出場常連選手に初参戦選手を加えて行われた。空手vs相撲、ムエタイvsシステマ、空道vsプロレスなどまさに異種格闘技戦が1回戦から繰り広げられ、決勝戦に勝ち上がったのは奥田啓介(プロレス)と西浦“ウィッキー”聡生(修斗)だった。
奥田は小学生の時に寛水流空手を学び、中学からはレスリングを始め、拓殖大学時代は須藤元気監督の指導を受け、世界選手権で84kg級8位の成績を残す。大学卒業後はプロレスラーになったが、MMA(総合格闘技)とほぼ素手で殴り合い頭突きもありのミャンマーの超過激格闘技ラウェイにも挑戦。この大会2日前の15日にはシュートボクシング(以下SB)にも挑戦し、前SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起にフロントチョークで敗れている。
対する西浦は2005年に修斗でプロデビューし、翌年には新人王を獲得。2008年にCAGE FORCE、2009年からはDREAMに参戦し、所英男を1RでTKOに破るなど活躍した。2017年10月のRIZINではアンディ・サワーから勝利を収めている。剛腕パンチを武器とし、K-1ルールで大和哲也と引き分けたこともある。
プロレスvs修斗の対決。試合開始と同時に仕掛けてきた奥田のタックルにヒザ蹴りを合わせた西浦だが、そのまま押し出されて転落(試合場の外に落とされること)。再開後もすぐに奥田がタックルで転落させる。転落3回で合わせ一本負けとなるため、もう後がない西浦。
3度目のタックルに行くと西浦がかわして奥田を逆に転落させる。西浦は右フックから組み付いてバックを奪い、背後からパンチを見舞う。さらに立ち上がった奥田を押し出して転落させた。お互いに後1回の転落で勝負が決する状況になり、奥田がタックルで有効(同体で転落した場合は仕掛けた方に有効ポイントが入り、有効2つで転落1回となる)を奪ってリード。
転落を狙ってタックルを仕掛ける奥田がもう一度有効を奪い、合わせ一本を勝ち。全日本武術選手権を制したのはプロレスとなった。
奥田はマイクを持つと「おい、ここに来ているプロレスファンはどれくらいいるんだ? プロレスが一番強いんだ、お前ら、今日は胸張って帰れ。これから俺がプロレス界を引っ張っていくからな。お前ら、よう見とけよ」と勝ち誇った。
試合後のインタビューでは「優勝したのは当たり前。最初から分かっていたことだ。プロレスラーは何でも出来る、一番強い、それを証明しただけだ。決勝ではバックを取られて殴られた時にフラッとなったけれど、負ける気はしなかった。プロレスやってる方が全然キツいんだよ、パワーボムとかな」と、吠える奥田。
2日前のSBで左足の靭帯が伸びてしまったことも明かし、「プロレスは連戦でやるだろ。逃げられないんだよ。SBで靭帯が伸びきった状態でもやるのがプロレスラーだ、超人だ。それにあれはただの練習だ。俺がSBルールでやったんだから、坂本はプロレスルールか巌流島ルールで乗って来いよ。でも、俺は興味ない。俺が興味あるのは女、酒、金だけだ。今日は六本木のキャバクラで飲みまくる」と豪傑ぶりを発揮。
そして、全試合タックルでの押し出しで転落させて勝ったことについては、「プロレスは殴らないだろう。だから俺はプロレスの技で勝っただけ。あれはタックルではなくプロレス技のスピアーだよ」と話した。
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