【RISE】新イベントのメインを宮崎就斗が熱闘で締めくくる
RISEクリエーション
「RISE EVOL.1」
2018年9月21日(金)東京・新宿FACE
▼第8試合 フェザー級 3分3R延長1R
〇宮崎就斗(25=TARGET/RISEフェザー級3位)
判定2-1 ※29-28、29-30、29-28
●皇貴(23=チームドラゴン/RISEフェザー級8位)
RISEの新たなイベントタイトル『EVOL』は“進化”を意味するEvolutionの略で、RISEで注目・進化が期待されるファイターを中心としたマッチメイクがされていく。その第一弾大会が開催された。
宮崎はパンチとローキックを武器にバンタム&フェザー級戦線で活躍。シュートボクシング日本フェザー級王者・深田一樹やRIZINで那須川天心と2度対戦した藤田大和から勝利を収めている。対する皇貴は強靭なフィジカルが武器で、どんなに攻撃を受けようが一歩も下がらずに打ち合いを繰り広げる“不退王”。
1R、宮崎はローを蹴り、皇貴がローを蹴ってくると必ずローを蹴り返す。皇貴の右ミドルには左ミドルで対抗。宮崎は蹴りから左ストレートにつなげる。皇貴はヒザを突き刺す。
2R、じりじりと前に出る皇貴に宮崎は巧みにパンチを当てていくが、皇貴はものともせず前に出てボディブローとヒザ蹴りで攻める不退王ぶりを発揮。宮崎がパンチ、左ミドル、ヒザをヒットさせても皇貴は構わず前へ出てパンチを放っていく。
3R、宮崎は皇貴の前進を回り込みながらかわして左ストレート、左ミドル、ヒザを何度もクリーンヒットさせるが、皇貴は全く下がらずに向かってくる。皇貴のヒザと左ストレートに宮崎がのけ反る場面も。
全く下がらずヒットも奪う皇貴に、宮崎はかわして回り込んで打つことを徹底し、苦しみながらも判定勝利。記念すべき第1回大会のメインの勝者となった。
宮崎はマイクを持つと「ずっとKOが多くていい戦いばかりだったのに、最後がこんなしょぼくてすいません。もっと強くなるので応援お願いします」と、接戦になったことに不満そうだったが、メインらしい熱闘だった。
▼第7試合 69kg契約 3分3R延長1R
〇“ブラックパンサー”ベイノア(23=極真会館/RISEウェルター級2位、J-NETWORKウェルター級王者)
KO 1R 2分07秒 ※3ノックダウン
●鹿嶋昭男(35=ダイアタイガージム)
ベイノアは幼少期から極真空手を習い、2015年5月にキックボクシングでプロデビュー。昨年8月に無敗のままJ-NETWORKウェルター級王者に就いた。RISEには今年2月に初参戦し、3連勝をあげて現在のトータル戦績は10戦全勝。
対する鹿嶋は宮崎県からの参戦で、福岡などで開催されている『RISE WEST』にレギュラー出場しているファイター。185cmの長身から繰り出すヒザ蹴りが武器で、13戦7勝6敗の戦績だが7勝は全てKO勝ち。また鹿嶋は正道会館宮崎支部にも所属しており、今回の試合はフルコンタクト空手家対決にもなる。
1R、ベイノアは左右ローからのフックを放ち、鹿嶋はローとハイキックで応戦。パワフルな連打を放つベイノアに、鹿嶋は得意のヒザ蹴り。これでベイノアは左目上をカットして流血する。
するとベイノアは嵐のような左右フックラッシュを仕掛けて、後ろ回し蹴りも混ぜる。コーナーへ詰めてのパンチ連打でダウンを奪うと、さらに獰猛なラッシュで襲い掛かり抵抗する鹿嶋から右フックでダウンを追加。最後は左フックで仕留めた。
ベイノアはマイクを持つと「板橋区成増から来ましたベイノアです」と恒例の挨拶をするが、初めてベイノアを見るファンからなのか「えっ?」との声。
「えっ、じゃないです。ヒザが強いと分かっていながらもらってしまい、切れちゃって倒さないと止められると思いました。僕が毎回アピールしているのはRISEのタイトル挑戦です。どうですか?」と本部席にいた伊藤隆RISE代表にアピール。
伊藤代表がうなずくと「OKですか? じゃあ、近いうちに右肩にもベルトを持つことになるでしょう。楽しみにしておいてください。次は11月の両国で清水(賢吾=RISEヘビー級王者)先輩と出場します。今回と同じセミファイナル? あ、違う? とにかく次は両国でお会いしましょう」と、11月17日(土)東京・両国国技館にて開催される『RISE 129』に出陣を宣言した。
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