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【ベラトール】ヒョードル怒濤の鉄槌でソネンを初回TKO、ついに決勝進出

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2018/10/14(日)UP

43歳のコンゴ(上)が、UFCから移籍してきたジョンソン(下)を秒殺KOした

▼ヘビー級 5分3R
○シーク・コンゴ(43=フランス)
KO 1R 1分08秒
●ティモシー・ジョンソン(33=アメリカ)

 ジョンソンは2015年からUFCで4勝3敗と勝ち越していたが、今年2月のマルセロ・ゴルム戦で勝利した後、Bellator MMA移籍を決断。今回が新天地デビュー戦となる。

 対するコンゴも2006年から13年にかけてUFCに在籍したベテラン。Bellator MMA移籍後も9勝2敗の好成績で、勝ち星の中にはアレキサンダー・ヴォルコフ(現UFCヘビー級3位)から挙げたものも。直近の試合となる今年5月のヘビー級王座決定トーナメント・リザーブ戦では初回KO勝利を収め、現在5連勝中と健在だ。

 試合は早々に決着する。1R、互いに牽制の打撃を散らす展開から、ジョンソンが一気に間合いを詰めたところで、コンゴが右ストレートをクリーンヒット。ジョンソンはそのまま組みつこうとするも、体に力が入らず崩れ落ち、最後はコンゴの鉄槌で散った。

 コンゴがベテラン健在を示す秒殺KO勝ち。ジョンソンは移籍初戦で何もできず、無念の敗北を喫した。


2連勝で復活を印象づけた元UFCライト級王者ヘンダーソン ※写真は今年4月のロジャー・フエルタ戦後

▼ライト級 5分3R
○ベンソン・ヘンダーソン(34=アメリカ/元UFC世界ライト級王者)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●サッド・アワッド(35=アメリカ)

 元UFC世界ライト級王者のヘンダーソンは、今回がBellator MMA移籍6戦目。2016年4月の移籍初戦でウェルター級王座、同年11月の3戦目でライト級王座に挑戦したが、いずれも敗れた。同団体での戦績は2勝3敗。今年4月のロジャー・フエルタ戦で久しぶりの一本勝ちを収め、今大会で連勝を目指す。

 対戦相手のアワッドは2013年1月からBellator MMAに参戦して11勝5敗の成績。現在4連勝中と好調を維持している。

 1R、蹴りを飛ばし合う展開からヘンダーソンが鋭いタックルで先制のテイクダウン。アワッドはスクランブルに持ち込むも、ヘンダーソンにたびたび背中を許してしまう。終了間際にヘンダーソンは立ち上がり、アワッドに踵落とし2連発を放った。

 2R、序盤の打撃戦で二段蹴りも繰り出したヘンダーソンは、一瞬の隙を突いてタックルでテイクダウン。グラウンドの展開にっても、ヘンダーソンは常に攻め続けてアワッドを落ち着かせない。パンチやヒザ蹴りで削られるアワッド。終了間際には、ヘンダーソンがマウントから肩固めで一気にフィニッシュを狙うが、これは時間が足りなかった。

 3R、ヘンダーソンにテイクダウンを許し、アワッドはケージを背負って座った状態に。しかし、ヘンダーソンは金網をつかんでしまう反則で、レフェリーから注意を受けた。スタンドで試合が再開されると、アワッドは渾身の右ストレートでベンダーソンに尻餅を着かせるが反撃ならず。ヘンダーソンは終盤にもテイクダウンを成功させ、バックマウントからチョークも狙った。

 ヘンダーソンが盤石の試合運びで判定勝ちし、2連勝をマーク。試合後、マイクを向けられたヘンダーソンは、「どのような仕事であろうと関係ない。肝心なのは自らの行動を自問自答できるかどうかだ。汚い言葉で罵り合い、ケージから飛び降りるなんて。子どもたちも見ているんだ。どのように説明するつもりなんだ? もっとプロフェッショナルな振る舞いをすべきだ」とまくしたて、先日、自らの古巣UFCで起こったヌルマゴメドフvsマクレガーの乱闘騒動に向けて、と思われる怒りを表した。

▶︎次ページ:元パンクラス王者アンディ・メインの初陣

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