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【新日本キック】江幡塁がTKOで7連勝、喜多村誠がT-98を流血葬

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2018/10/21(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

強力なローキックを放っていく江幡(右)。これで6連勝4KOとなった

新日本キックボクシング協会
「MAGNUM 48」
2018年10月21日(日)東京・後楽園ホール

▼第12試合 スペシャルダブルメインイベント 日泰国際戦 56kg契約 3分5R
〇江幡 塁 (伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
TKO 2R 2分00秒 ※ヒザ蹴り
●テープブリー・オー.デットポン (タイ/アマ・ムエタイ世界王者、元ルンピニースタジアム認定フライ級2位)

 江幡は年間ベストバウトの呼び声もある6月の『KNOCK OUT』での小笠原瑛作戦以来、4カ月ぶりとなるリング。元ルンピニー2位だけでなくアマ・ムエタイ世界王者という肩書も持つテープブリーを迎え撃つ。

 1R、前蹴りをうるさく飛ばすテープブリーはこれで江幡の進入を阻む。しかし江幡は右ローを飛ばしていき、最初はカットされていたものの、徐々にこれでテープブリーの左脚をとらえていく。

 2Rに入ると江幡はローに加え右ストレートも強打するが、テープブリーも威力ある右ローを返し江幡の出足を止める。しかし3Rに入ると江幡は間合いを詰め始め、飛び込んでのボディフックを打ち込んで効かす。そして再度飛び込んでのボディフックを打ち込み、そこからヒザで追撃するとテープブリーはダウン。金的のアピールもあったがレフェリーには受け入れられず、江幡がTKOでホーム凱旋試合を飾った。

 これで7連勝5KOとなった江幡。マイクを持つと「どんな試合でもKOで勝ってみせます。僕には今、夢を叶える力があります」と、好調ならびに充実ぶりをアピール。そして「会長、ラジャダムナン(王座に)いつでも挑戦できます。僕はもっとキックボクシングを盛り上げてみせます」と続け、歓声の中大会を締めくくった。


新日本キックvsレベルス注目の一戦は喜多村(左)がT-98(右)にTKO勝ち

▼第11試合 スペシャルダブルメインイベント 70kg契約 3分5R
〇喜多村誠 (伊原道場新潟支部/前日本ミドル級王者)
TKO 4R 45秒 ※ヒジでのカット→レフェリーストップ
●T-98 (クロスポイント吉祥寺/REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者)

 T-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持つパワーファイターで、強烈なローキックとボディブローを武器にWPMF世界ミドル級王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座など合計8本ものベルトを獲得。2016年6月には、ルンピニースタジアムと並ぶムエタイ2大殿堂のひとつラジャダムナン王座を奪取し、史上6人目の日本人王者となった。同年10月には日本人として初めて、現地タイ・ラジャダムナンでの防衛に成功する快挙も成し遂げている。

 同王座は2度目の防衛戦で失ったが、6月の『KNOCK OUT』ではMMAファイターの菊野克紀を破るなど活躍している。

 迎え撃つ喜多村は空手をバックボーンに持ち、2011年10月にTKO勝ちで日本ミドル級王座を奪取。2015年5月にはタイでラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者アウナン・ギャットぺぺに挑戦したが、判定で敗れ王座奪取はならなかった(T-98はアウナンから勝利を収めている)。

喜多村(左)がT-98(右)の額をヒジでカット

 1R、両者得意とするローをお互いに蹴り合うゴツゴツした展開でスタート。喜多村は左ローを効かせ、カカトを使ったローも繰り出す。T-98はローを放ちつつパンチも走らせる。

 互角の初回から、2Rに入るとT-98が右ストレートを当てて効かせ、これで流れを引き寄せる。そこから喜多村をコーナーに追い詰めて逃がさず、パンチにローを織り交ぜ攻勢となる。だが、喜多村はこのまま崩れず3Rになると持ち直し、足応えのあった左ローに加え、これも得意とするヒジを振るっていく。しかしT-98は冷静かつブロックが固く、右ローを中心とした攻めを崩さない。

 4Rが始まると、喜多村はジャンプしながらの右ヒジを振るい、これでT-98の左頭部をカット。すぐにドクターチェックとなり、長く時間が取られたことから試合終了かと思われたが再開。しかし両者組み合いからマットに倒れると、T-98が傷から激しく出血してしまいレフェリーが試合をストップ。

 交流戦で大物食いに成功した喜多村は「38になりましたが、まだまだ現役で上を目指していきたいと思います」と興奮気味に喜びを語った。

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