【新日本キック】T-98が初参戦、前・日本ミドル級王者の喜多村誠と激突
10月21日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『MAGNUM 48』の記者会見が、9月3日(月)都内にて行われた。
元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98(たくや/33=クロスポイント吉祥寺)の初参戦が決定。前・新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者・喜多村誠(38=伊原道場新潟支部)と激突する。
T-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持つパワーファイターで、強烈なローキックとボディブローを武器にWPMF世界ミドル級王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座など合計8本ものベルトを獲得。2016年6月には、ルンピニースタジアムと並ぶムエタイ2大殿堂のひとつラジャダムナン王座を奪取し、史上6人目の日本人王者となった。同年10月には日本人として初めて、現地タイ・ラジャダムナンでの防衛に成功する快挙も成し遂げている。
同王座は2度目の防衛戦で失ったが、6月の『KNOCK OUT』ではMMAファイターの菊野克紀を破るなど活躍している。
迎え撃つ喜多村は空手をバックボーンに持ち、2011年10月にTKO勝ちで日本ミドル級王座を奪取。2015年5月にはタイでラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者アウナン・ギャットぺぺに挑戦したが、判定で敗れ王座奪取はならなかった(T-98はアウナンから勝利を収めている)。
会見に出席したT-98は「国内で試合をする選択肢が新日本となったことに驚いたのと、歴史ある団体にオファーをいただき光栄です。喜多村選手も有名な選手なので、戦えることを嬉しく思います。喜多村選手は顔が怖いなって印象ですね。僕も怖いと言われるので、顔はいい勝負なので試合では負けないように頑張りたいです」とあいさつ。
喜多村は「この試合が決まった時は嬉しくて久しぶりにモチベーションが上がる試合を組んでもらえたので、キックボクシング人生を懸けて戦います。T-98選手の印象はゴリラ。頑丈で本当に強い。この選手に勝って次にしっかりとつなげたいです」と意気込む。
T-98は喜多村を「僕と似てゴリゴリ系だと思います」と評し、「僕は相手によって戦い方は変えない。僕がやっていることを出せれば自然とKOで勝てる。倒す練習を心かげているので、思い切り右の拳を顔面にぶち当てれば倒れる」とKO宣言。
喜多村は「KNOCK OUTでの試合も他の試合も見させてもらっています。いつかはやるというのがあったので、いつでも出来るように対策は練っていました。元ラジャのチャンピオンでもあるし、70kgで日本人最強と言われると男と試合が出来るのが嬉しい。勝つつもりで臨みたい」と、対戦に備えて以前から研究していたという。
「T-98選手の戦い方は前にグイグイ出てきてくれるので、テクニシャンタイプより自分はやりやすい。それを下がらせるくらいの圧力をかけていけば、勝利に繋がる。もちろん決着はKOです。キックはKOが一番だと思っているので。判定だと後でどうたら言われるので、お互いそれは嫌だろうからKOで決着を付けたい」と、こちらもKO宣言した。
また、T-98は「緑川(創)には1回負けているので、チャンスがあればリベンジしたい。どこのリングでもいい。10月8日のレベルスで(同門の)日菜太と緑川がやるので、日菜太と僕が勝ってレベルスが70kg最強強という位置づけになればいいと思いますが、緑川が勝った時は僕との頂上対決ですね」と、2013年4月に敗れている元・新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者・緑川創(31=藤本ジム)へのリベンジも希望。
それを聞いた喜多村は「自分も緑川選手とやって負けているので、T-98選手に勝って緑川選手にも勝ちたい。そのためにこの試合は落とせないと思っています」と、同じくT-98に勝って緑川とのリベンジマッチにつなぎたいと語った。
なお、会見には新日本キックボクシング協会の伊原信一代表とレベルスの山口元気代表も同席。伊原代表は「お互いにいい顔をしているよね。顔は凶器ということもある。これぞキックボクシング、これぞ戦いという素晴らしい試合になると思う。新しい1ページが生まれると思う」、山口代表は「T-98も注目される試合になるのでアツい試合になる。お互いのプライドを懸けたいい試合になりそうです」と、この勝負に太鼓判を押した。
<決定対戦カード>
▼新日本キック×REBELS交流戦 スーパーウェルター級 3分5R
T-98(たくや/33=クロスポイント吉祥寺/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)
vs
喜多村誠(38=伊原道場新潟支部/前・新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者)
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