【ナイスミドル】47歳内科医が王座陥落、物流業者にベルト流出
NICE MIDDLE実行委員会
「NICE MIDDLE 41」
2018年11月4日(日)東京・新宿FACE
2008年9月に旗揚げし、今回41回目を数える35歳以上の中高年世代を対象にしたキックボクシングイベント『NICE MIDDLE(ナイスミドル)』の10周年記念興行。今回も介護士、理学療法士、設計士、保険外交員、印刷業、看護師、金融業、清掃業、リサイクル業、不動産業、居酒屋経営者、配送業、理容師、解体業、銀行員、風俗業、内科医師など、さまざまな職業の中年男女ファイター38名が熱い戦いを見せ、4度目の防衛戦に挑む二人のベテラン王者に若い世代が挑んだ世代交代マッチ、バンタム級&フェザー級のダブルタイトルマッチが行われた。
▼第19試合 NICE MIDDLE フェザー級タイトルマッチ 2分3R
“生活習慣病根絶を目論む男”
●王者・Drインクレチン(47歳/DUROジム team maddness cherry/内科医師)
判定2-1 ※30-29、30-29、29-30
“40才で開く 新しい扉”
○挑戦者・88HERO(40歳/立技研究会&ノーナクシンムエタイジム/物流業)
※88HEROが第3代王座に就く。
フェザー級は47歳の内科医師Drインクレチンに、物流会社に勤務する40歳の88HEROが挑戦した。
1R、88HEROはフットワークを使い積極的に仕掛けていくが、インクレチンの固いガードに阻まれる。ラウンド中盤にインクレチンの右ミドルがヒット。その後、インクレチンのヒザ蹴りがヒット。
2R、ガードを固めプレッシャーをかけていくインクレチンに対しアグレッシブに攻めていく88HERO。首相撲の展開ではインクレチンやや有利だが双方決定打なし。
3R、ゴングと同時にラッシュをかける88HERO。しかし、どんな場面でもムエタイスタイルを崩さないインクレチンは首相撲で対抗。次第にパンチがスイング気味になっていく88HERO。両者とも最後の力を振り絞り戦い抜くがここでゴング。
判定2-1のスプリットデシジョンで若さと勢いに勝る88HEROが第3代フェザー級チャンピオンになった。
▼第18試合 NICE MIDDLE バンタム級タイトルマッチ 2分3R
“秋葉原からの刺客”
○王者・菅野一教(53歳/PHOENIXファンキーガッツメン/電機部品通信販売業)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
“一日一食 町工場の健康オタク職人”
●挑戦者・深見 裕(44歳/OZジム/製造業)
※菅野が4度目の防衛に成功。
バンタム級は10年前の旗揚げ戦から参戦する大ベテラン53歳の菅野に、ナイスミドルのリングで無敗を誇る44歳の深見が挑んだ。
1R、菅野より9歳若い深見の多彩なコンビネーションが光る。深見有利に試合が展開されていくなか、ラウンド終盤に菅野の右ストレートがカウンターでヒットし深見がダウン。
2R、ローとパンチを中心に攻める菅野に対し、深見はミドルキック、ハイキックを繰り出していくが、菅野の左ストレート、右ストレートがヒット。
3R、後がない深見は広角コンビネーションで仕掛けてくるが、菅野のショートの右ストレートがコツコツ当たる。深見が菅野をコーナーに追い詰める場面もあったが最後に菅野の右ストレートがヒットし試合終了。
判定3-0で菅野がバンタム級王座4度目の防衛に成功した。
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