【ムエタイ】福田海斗、ヒジの斬り合いで惜敗
「true4U スック ムエマンワンスック」
2018年11月2日(金・現地時間)タイ・パトゥムターニー
▼セミファイナル 116ポンド(52.6kg)契約 3分5R
●カイト・ウォーワンチャイ(キング・ムエ/現ラジャダムナンスタジアム スーパーフライ級4位/「True 4U」115ポンド王者)
判定0-3 ※ジャッジ三者とも49-48
○パーンペット・ウォーサンプラパイ(タイ)
11月2日(金)タイ中部のパトゥムターニー県で開催された、金曜日のテレビマッチ『true4U スック ムエマンワンスック』に福田海斗(キング・ムエ)が出場、現在5連勝中の強豪パーンペット・ウォーサンプラパイと対戦した。
福田は9月24日に名古屋で開催されたムエタイイベント『SukWanchai MuayThai Super Fight vol.5』でタナデー・トープラン49と「true4U」115ポンド王座決定戦を戦い、見事判定勝利で王座を獲得。今回、115ポンド王者として「true4U」に凱旋したが、中盤まで一進一退の攻防も4R目の僅かな動きで差がついてしまい、惜しくも判定負けを喫しパーンペットに足元をすくわれる結果となってしまった。
序盤はお互い静かな立ち上がり。互いの距離が遠く、福田はフェイントを使ってジャブからローを蹴るがステップバックでかわされる。逆に、パーンペットも左ミドルを蹴るものの福田にスウェーされ蹴り返される。遠い間合いでお互いが手数が減り、レフェリーに攻撃を促される場面も。
第3R、圧力を強める福田に対しパーンペットは下がりながらミドルを合わせる。福田は軽く受け流しパンチを返しヒザにつなく。勢いに押されるパーンペットだが、首相撲の状態から鋭い右の縦ヒジ。福田はこの一撃で左目下をカットしてしまう。
それでも福田はパンチで前進、ワンツーから左ボディへとつなぐ。パーンペットは下がって攻撃を合わせる戦法か、ジリジリと距離を取る。パーンペットのテンカオと福田の左フックが交差し、どちらもヒットしなかったものの当たれば確実に倒れるほどの威力とスピードだ。
そして第4R、福田は素早く前進し縦ヒジから首相撲へ。空間ができたところへ右ヒジ。このヒジでパーンペットがカットし、流血戦の様相に。福田は間髪入れず右の縦ヒジも強振、一瞬パーンペットがロープ際に釘付けとなる。パーンペットも下がりながら必死に左ミドルを合わせ首相撲勝負へ。
ここで若干背の高いパーンペットが福田の顔下に自分の頭を入れ、福田をロック。顔が上がってしまった福田はバランスを崩されヒザを受けてしまう。こうしたほんの些細な動きが嫌われ、第4R終了時で賭け率がパーンペットに流れてしまった。
最終R、福田はパンチを連打してあわやという場面も作るが、逃げ切り体勢のパーンペットは福田の猛攻に耐え、終了のゴング。見た目にははっきりとした差はないものの、ムエタイらしいポイントテクニックに泣かされ福田が判定負けを喫した。
王者第1戦を落としてしまった福田だが、すでに発表されているように次戦の「CPトーナメント」への出場が11月29日(木)に決まった。福田は一回戦で優勝候補のペットチャワリット・ソージットパッタナーと対戦、しかもこの試合はWBCムエタイの世界タイトル戦になるとの噂もある。
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