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【UFC】日本勢は1勝2敗、中村K太郎が再起飾る

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2018/12/02(日)UP

右ストレートを振り抜く中村(左)

Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night 142」
2018年12月2日(日)オーストラリア アデレード・エンターテインメント・センター
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

▼ウェルター級 5分3R
○中村K太郎(34=和術慧舟會K太郎道場/元DEEPウェルター級王者)
判定3-0 ※30-27、28-29、29-28
●サリム・トゥアリ(29=ポーランド)

 中村は2015年7月にDEEPウェルター級王座を獲得し、その2カ月後にUFCで白星デビュー。現在までのUFC戦績は3勝3敗の五分だ。今年4月の前戦はトニー・マーティンに判定負けしており、今大会で再起と勝ち越しを目指す。

 対戦相手のトゥアリも昨年10月のUFC初戦を判定負けで落とし、今回の試合が再起戦となる。

 1R、サウスポーの中村が鋭い左ストレート積極的に飛ばし、オーソドックスのトゥアリは左右にステップしながら右ローを返す。中村は時おり左ミドルと左インローを蹴り、トゥアリは右フックと右ストレートのカウンターで応戦。両者ともビッグヒットはないが、プレッシャーをかけ続けたのは中村だった。

 2R、中村は開始直後にいきなり左ストレートと左ハイで奇襲に出るなど積極的。トゥアリは左フックを返したところで、中村に右フックをカウンターで合わされ、ヒザから崩れ落ちる。すぐに立ち上がって組み付くトゥアリ。離れ際には中村がエルボーを振るう。以降の打撃戦も中村がワンツーや左ミドルなどをしっかり当てていく。

 3R、トゥアリが前に出て来ると、中村は左ハイの連打で跳ね返す。中村はタックルも仕掛けるが、これはトゥアリがカット。中村は攻め急がずに左インローや右ローを蹴り、組み際にはエルボーの連打を入れるなど、打撃戦を優位に進めた。

 判定は割れたが、2Rに相手をダウンさせるなど有効打で勝った中村に軍配。中村が再起を飾るとともに、UFCで勝ち越しとなる4勝目を挙げた。


トゥイバサ(左)の組み際にアッパーを合わせるドス・サントス(右)

▼メインイベント ヘビー級 5分3R
○ジュニオール・ドス・サントス(34=ブラジル/元UFC世界ヘビー級王者/現同級7位)
TKO 2R 2分30秒
●タイ・トゥイバサ(25=オーストラリア/UFC世界ヘビー級11位)

 ドス・サントスは2011年にUFC世界ヘビー級王座を獲得した実績を持つベテランだ。王座返り咲きを狙って挑んだ昨年5月のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでは、当時の王者スティペ・ミオシッチに初回TKO負け。今年7月の再起戦では、元WSOF世界ヘビー級王者ブラゴイ・イワノフから判定勝ちを収め、戦績を19勝5敗としている。

 対するトゥイバサは8戦全勝の戦績を誇る無敗の新鋭。UFCには昨年11月から参戦しており、今年6月の3戦目で元UFC世界ヘビー級王者アンドレイ・アルロフスキーから判定勝利を飾っている。

 1R、ケージ中央からプレシャーをかけてくるトゥイバサに対し、ドス・サントスは間合いを取りながら左ジャブを上下に打ち分け。トゥイバサは左ジャブや右フックを振るって一気に間合いを詰めるが、組み際にドス・サントスの右フックや右アッパーをたびたび被弾する。トゥイバサも終了間際に強烈な右ローとパンチのコンビネーションで、ドス・サントスにケージを背負わせた。

 2R、右フックのフルスイングで畳み掛けるトゥイバサだが、勢い余って一瞬背を向けてしまう。ドス・サントスはこれを逃さず左フックをアゴに一撃。ダウンしたトゥイバサに対し、ドス・サントスはマウント奪取からのパンチ連打を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。ドス・サントスがTKO勝ちで2連勝をマーク。トゥイバサはプロ9戦目で初黒星となった。

▶︎次ページ:ショーグンが逆転TKO勝ち、ハントは新鋭に敗れる

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