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【グラチャン】昇侍、ラストマッチの中村謙作をKO葬

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2018/12/02(日)UP

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GRACHAN実行委員会/GLADIATOR実行委員会
「GRACHAN37×GLADIATOR 008」
2018年12月2日(日)東京・大田区産業プラザPIO

引退試合の中村謙作(左)に打ち勝った昇侍(右)

▼第14試合 メインイベント GRACHAN 中村謙作引退試合 63kg以下契約 5分3R
○昇侍(トイカツ道場/初代ライト級キング・オブ・パンクラス)
TKO 3R2分20秒 ※レフェリーストップ
●中村謙作(吉田道場/第2代GRACHANバンタム級王者)

 柔道インターハイ準優勝の実績を持つ中村は、2009年にグラチャン初参戦。13年4月にGRACHANバンタム級タイトルを獲得。14年に手塚基伸との再戦で敗れ王座を失ったが、それ以降も王座を虎視眈々と狙っていた。今回、中村の最後の相手として選ばれた昇侍は08年にプロ僅か8戦目で初代パンクラス・ライト級王者に輝き、13年にチェ・ドゥホに敗れて以降、試合から遠ざかっていたが、今年8月のグラチャンで復活を果たした。

「最後は自分も楽しんで殴り合いをして引退しようと思います」と中村が戦前に語っていた通り、1Rから中村は打撃戦へ。その想いに応えるように昇侍も打ち合いにいく。昇侍が左ジャブ、右ロー、中村も左フックのカウンターを合わせて一進一退の攻防となった。

 2R、昇侍が左ボディをヒットさせると、後退する中村だが左フックを当て反撃。昇侍は左ミドルでも中村のボディをえぐってダメージを与えていく。3R、昇侍のヒット数が上回る中、左ボディをヒットさせると中村はたまらずダウン。昇侍がパウンドで追撃したところでレフェリーがストップした。

 最後の相手を務めた昇侍はマイクを持つと「最後まで真っ向勝負をしてくれた中村選手をリスペクトします。11年間お疲れ様でした」とあいさつ。関係者や練習仲間から花束や記念品が贈呈され、最後にマイクを持った中村は「練習に付き合ってくれた仲間がいることで今の自分がいます」といい、熊本から上京してきた母には「丈夫に生んでくれてありがとう。これからは親孝行出来るように頑張ります」と涙を流しながらメッセージを送った。


ダリ(左)がレッツ(右)との接戦を制して初戴冠

▼第13試合 GRANDウェルター級統一戦 5分3R延長1R
○ルクク・ダリ(コンゴ/Honey Trap)
判定3-0 ※三者とも28ー27
●レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/初代GLADIATORウェルター級王者、第7代ウェルター級キング・オブ・パンクラス)

 新生GLADIATORとGRACHANの共同開催となった今大会。新ブランド「GRAND」のベルトが新設され、これは両団体に限らず誰でも挑戦する権利があるタイトルとなる。そのタイトルを懸けてダリとレッツが激突。

 ダリは日本を拠点にMMA(総合格闘技)ファイターとして活躍。幼い頃から柔道を習い、アフリカ・ジュニア王者になったほか、コンゴ代表にも選ばれた実績を持つ。16年7月には巌流島に参戦し、”地球上で最も過激な格闘技”と言われるミャンマーラウェイの最強戦士トゥントゥンミンを1Rパウンドで撃破。今年8月には敵地ミャンマーに乗り込み、トゥントゥンミンと再戦し引き分け。現在、MMAでは7連勝と勢いに乗っている。

 対するレッツは14年に修斗環太平洋ミドル級王者・村山暁洋との王座決定戦を制し、パンクラス・ウェルター級王座を獲得。15年に2度目の防衛戦で敗れ王座を失ったが、16年にグラジエーター初代王座を獲得した。

 1R、お互いに見合う展開の中、レッツは右ハイ、ダリは右フック。ダリがテイクダウンするもすぐにスタンドの攻防に戻るが、お互いに慎重になりすぎて手数が出ない。

 2R、レフェリーはネガティブファイトと捉え、両者にイエローカードを言い渡す。ダリは大振りの右フック、レッツは右ハイを見せるものの、お互いに一発があるために見合ってしまう。

 3R、ダリのフルスイングの右ストレートが炸裂し、レッツがダウン。終盤にはレッツのパンチに合わせてダリがタックルを決めてテイクダウン。パウンドで追撃したところで終了。ダリが判定勝ちすると、応援に駆けつけたダリ応援陣から凄まじいほどのダリコールが沸き起こった。

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