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【新日本キック】江幡塁がハイキック一閃、TKO勝ちで2019年ラジャ王座挑戦アピール

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2018/12/10(月)UP

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右ローでダメージを与えていった勝次(右)がTKO勝ち

▼第9試合 セミファイナル 日タイ国際戦 63kg契約 3分5R
〇勝次(藤本ジム/日本ライト級王者)
TKO 4R 1分25秒 ※セコンドからのタオル投入
●デンラグー・ベットバーグブーム(タイ/元マレーシアフェザー級王者、元タイ南部スーパーバンタム級王者)

 KNOCK OUT初代ライト級王者決定トーナメントの後、今年前半は休養に当てた勝次だが、復帰するとタイ人を相手に3連勝。今回も再びムエタイ戦士、元タイ南部スーパーバンタム級王者と元マレーシアフェザー級王者という肩書きを持つデングラーと対戦した。

 1R、強烈なミドルを打ちつけるデングラーだが、勝次はその戻り際に右ローを返し、デングラーは一瞬嫌そうな表情を浮かべる。これを見逃さなかった勝次は、その後も右ロー主体で攻める。

 2R、勝次のローを封じるためデングラーは組みに出るが、組み合いになっても勝次は振り回させず、逆にヒザを入れていく。

 3R、パンチの手数と勢いを増した勝次は、コンビネーションからロー、あるいは左ボディフックに繋げる。そして腹へのヒザを入れデングラーからダウンを奪取。その後は組みつきKOは免れたデングラーだが、ゴングに救われると苦し気にマウスピースを吐き出す。

 4R、ダメージを隠せないデングラーに勝次は攻勢を緩めず、ロープを背にしたところで右ストレートを突き刺しスタンディングダウンを追加。最後は再びヒザを打ち込みデングラーが倒れたところで陣営からタオルが入り、勝次のTKO勝利となった。

 これで4連勝3KOとなった勝次はリングサイドの新日本キックボクシング・伊原信一代表にWKBA世界王座のタイトルマッチをアピール。伊原代表も親指を立ててこれを了承し、勝次はこのタイトル戦が来年3月3日の大会で行われることを自ら発表。「ベルトを巻いて、新日本キックボクシング協会が最強だということを証明したいと思います」と気勢を上げ、自身のパフォーマンスとして定着化を進める「1、2、3、ハッピー!」で締めた。


ジャンプしてのヒジを見舞うHIROYUKI(右)

▼第8試合 54kg契約 3分3R
〇HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)
判定3-0 ※三者とも30-26
●ピンポンパン・エスジム(タイ/エスジム)

 ピンポンパンに組まれても逆にマットへ投げつけるなど、頼もしさを見せるHIROYUKIは跳びヒザを決め1Rにダウンを奪取。その後もジャンプしてのヒジなどトリッキーな動きでピンポンパンを攻める。

 HIROYUKIは組み負けないため思い切って技を掛けていき、2R終盤にもヒジでピンポンパンをグラつかせ、3Rもたびたび投げ、逆にピンポンパンのヒジは当てさせずに終了。フルマークの判定勝ちを果たした。

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