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【全空連】192cm、115kgの香川幸允がパワーとテクニック生かし空手全日本で2度目の優勝

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2018/12/10(月)UP

女子組手は植草歩が組手では大会史上初の4連覇を達成

強化した蹴りに得意の突きを上手く使い分け4連覇を達成した植草

 シード選手で4連覇を目指す絶対女王、植草歩(うえくさ・あゆみ=26/JAL)は初戦の2回戦を3-0で勝利すると、3回戦は8-0のコールドゲーム、そして4回戦、準決勝と無失点で決勝に挑んだ。一方の八頭司 歩(やとうじ・あゆみ=21/宮崎産業経営大)も無失点で決勝に。八頭司はこれまで4回出場し、2回戦進出が最高だったが、1回戦を8-0のコールドゲームで幸先よく勝ち上がると、カウンターの突きなどを決め勢いよく決勝に勝ち進んだ。 

ポイントを取るたび「ヤー!」と気合いを入れる植草

 試合は距離を取りカウンターを狙う八頭司だったが、植草のスピードある突きの連打になかなかカウンターを合わすことができない。
 開始1分をさしかかるところで上段突きを入れ植草が1ポイント先制すると、次は八頭司の突きをバックステップでかわしながら突きを返し2ポイント目、最後は逆転を狙う八頭司の突きを払い、残り3秒で右の上段突きを入れ、3-0で植草が全試合無失点で四連覇を果たした。

男子形優勝の喜友名(写真:公財 全日本空手道連盟)

 全試合無失点での優勝について「すごいですね、嬉しいなと思います」と笑顔。今後の目標を聞かれると「今までにないくらいの日本武道館満員の応援があったからこそ、自分もこのようなパフォーマンスができたと思ってます。もっと強くなってオリンピックで優勝したいなと思います」と結んだ。

■形は男子・喜友名は7連覇、女子・清水が6連覇

 個人形の男子は喜友名(きゆな)諒(28=劉衛流龍鳳会)が琉球伝統の掌の動きの多い形「アーナン」を演じ7連覇、女子では清水希容(25=ミキハウス)が「チャタンヤラ・クーサンクー」を演じ6連覇を飾った。

形・女子優勝の清水(写真:公財 全日本空手道連盟)

 今大会は東京五輪出場のために定められたランキングポイントを獲得できる国際大会(上海)のシリーズAと同日開催となり、ランキングポイントのつかない全日本大会には日本トップクラス選手の多くが欠場。

 それに加え、女子ではこの全日本にエントリーしていた先月の世界選手権-50kg級の宮原美穂や、男子では昨年度優勝の渡邉大輔が怪我で欠場したため、学生の世界選手権で活躍する選手や新鋭の活躍が目立った大会となった。

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