【ムエタイ】44・ユウ、押川大也がラジャダムナンで激闘展開
▼第1試合 101P契約 3分5R
〇チャイレック・ギャッカムトン(タイ)
判定0-3
●ダイヤ・ウォーワンチャイ(押川大也/エクシンディコンジムJAPAN)
押川大也は前回の試合では、前半に首相撲でペースを奪われつつあったが、相手の弱点を見極め、序盤からボディーを攻めて判定勝ちにつないだ。これらが評価され、今回のスックワンギントンの参戦につなげた。対戦相手のチャイレックはペッチャブン県出身の13歳で既に50戦の戦績がある。
押川も日本国内で100戦を超える戦績があり、テクニックに長けた選手だが、間合いの違うムエタイでどう戦うか、関係者らからも注目を集めた。
初回と2Rは互いに間合いの探り合いで手数も少なかったが、そんな中でチャイレックのヒジ打ちが押川の左頬にヒット。押川に軽い出血が見られるも、構わず蹴り主体で試合を組み立てた。
3Rから両者の打撃が激しく交差。押川はローキックとミドルキックを多用。そしてパンチに繋ぐ。そこにチャイレックはミドルキックを合わせる。押川は接近した瞬間に飛び膝蹴りも放った。これは急所にヒットしなかったもの、チャイレックに大きな圧力を与え効果的な攻めといえた。
4Rが始まり、ここまでは接戦だったが、蹴り数では若干チャイレックが優勢だったか。押川は左右にステップしてからフェイントを生かした蹴りを多数ヒットさせた。
最終R、押川は蹴りからのパンチという攻めで前に出るも、チャイレックは自分の判定勝ちを悟り下がって距離を取り始める。終了ゴングが鳴り、ジャッジはチャイレックを勝者とした。
試合は僅差であり、押川のパンチやローのヒット数もかなり多かった。日本の格闘技と違いタイのムエタイなので、ジャッジがどの様な技を有効打として評価するのかにもよるが、押川の4Rの攻めの様な勢いが前半から見られれば、違った結果となっただろう。押川のタイ戦績はこれで6戦4勝2敗。
押川は「チャイプロモーターをはじめ、ジム会長、先生、応援してくれた方々、本当にありがとうございました。今回は初めて(ヒジで)切られましたが、これも経験だと思い、次は勝てるように日々精進していきます。また応援をよろしくお願いします」とコメントした。
Photo&Text 早田寛 Hiroshi Soda(シンラパムエタイ)
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