【HEAT】三大タイトルマッチは全KO決着、“戦うクリスチャン”松島勲也がT-98にTKO勝ち
HEAT事務局・志村道場・日本拳法同心会館
『HEAT47』(3P目)
2020年9月12日(土)東京・ スターライズタワー スタジオアース
▼第7試合 HEAT MMA ライト級王座決定戦 5分5R
〇草 MAX(TEAM CLIMB)
TKO 2R 1分05秒 ※鉄槌連打でのレフェリーストップ
●阿部右京(OOTA DOJO)
※草が新王者に
キャリア12年を誇るベテランの草は打撃を武器とし王座獲得に燃える。対する阿部は寝技を得意とするグラップラー。持ち味を異にする両者がライト級王座を争う。
阿部はジャブで探ってタックルで組みつき、そこから巧みにバックへ回る。そして戦前から狙っていたスリーパーを仕掛けるも、これは辛くも草がズラして下に落とす。レフェリーのブレークでスタンドに戻ると、草が左ストレートを当てて阿部がダウン。阿部が四つん這いとなりしがみつくが草は鉄槌を連打しストップ寸前まで追い込むもタイムアップ。
2R、阿部は左ストレートを被弾した後で組みついて首投げを放つが、草が投げ切らせず上を取る。そして四つん這いとなった阿部に初回終盤のように鉄槌を連打し、レフェリーが試合をストップした。
王者となった草は長年の戦いを実らせてのベルト奪取を喜び、「もっとベルトの価値を高めます」と今後の意気込みを語った。
▼第6試合 HEAT KICK(肘あり特別ルール) 72.5kg 契約 3分3R+EX
●T-98(クロスポイント吉祥寺 REBELS)
TKO 3R 0分30秒 ※レフェリーストップ
〇松島勲也(MSJ キックボクシングジム)
T-98はムエタイの二大殿堂のひとつ、ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者を16年に獲得し、WPMF世界ミドル級王者などムエタイやキック7団体で王者となり、そのパワーと頑丈さから“ムエタイゴリラ”の異名を持つ。8月29日には『ハードヒット』でプロレスデビューして勝利し話題を呼んだ。
対する松島は、実家が教会のため“戦うクリスチャン”の異名を取り、18年にJ-NETWORKミドル級王座を獲得。同年には元ルンピニースタジアム認定ライト級王者で3年間無敗のチャンデット・ソーパンタレーにもTKO勝ちしている。戦績は20勝1敗。
オーソドックスの両者は開始からアグレッシブに攻めるが、サウスポーに変わった松島が左ストレートをヒット。パンチ&ローで前に出るT-98を松島は左右にスイッチしてヒラリヒラリとかわしていく。
2R、最初はサウスポー中心で進めた松島だが、T-98に首相撲で止められるとオーソドックスになり左ボディを打ち込む。T-98が右ミドルを蹴りつけると松島は左ミドルで対抗。そして終了直前、縦ヒジでT-98の左目上部をカットするのに成功する。
3R開始すぐ、T-98の傷口にドクターチェックが行われるも再開。しかし傷は深く、松島が右フックと左ミドルで追撃する中、レフェリーが試合をストップ。松島が上位越えに成功した。
▶次ページはモハン・ドラゴンvs細越智己、楠ジャイロvs石川健太郎
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