【UFC】無敗新鋭ガーヌがパウンド連打のTKO勝利で暫定王者に、正規王者ガヌーとの統一戦に「レッツゴー!」と意欲
WME-IMG
『UFC 265』
2021年8月8日(日・日本時間)米国テキサス州ヒューストン/トヨタ・センター
▼ヘビー級暫定王座決定戦
●デリック・ルイス(アメリカ)
TKO 3R 4分11秒 ※パウンド連打
○シリル・ガーヌ(フランス)
※ガーヌが暫定王者に
UFC史上最多KO記録(12KO)を持つルイスは当初、現王者のフランシス・ガヌーとの対戦がこの8月の大会で予定されていたが、王者の準備が間に合わないとして、急遽、MMA9戦全勝を誇る無敗の新星ガーヌと暫定王座戦を争うこととなった。現在4連勝中。
対するガーヌはムエタイで7戦全勝を誇るストライカー。19年8月、MMA転向からわずか1年でUFCデビューし、これまで1度も負けがない。今年は、2月にRIZIN参戦経験のあるストライカー、ジャルジーニョ・ホーゼンストライクを打撃で圧倒しフルマークの判定勝利。続く6月も、アリスター・オーフレイムをKOで倒したアレキサンダー・ヴォルコフを判定で破った。
1R、ルイスはオーソドックス、ガーヌはサウスポー構え。序盤からルイスがいきなりの右ハイキック!会場がどよめくが、ガーヌは冷静に処理する。ガーヌはコツコツと、右のロー、関節蹴り、左前蹴りを放っていく。遠目の間合いから放ったローキックがガーヌの下腹部にヒット。試合が止まる。スイッチしたガーヌの左ジャブがルイスの左目に直撃。ルイスはサミングを主張するが、反則のコールはない。
2R、序盤、オーソドックスで構えるガーヌ。鋭いジャブを放っていく。ルイスがガーヌに組みつきボディロックから倒そうとするが、回避するガーヌ。ガーヌのステップワークに追いつけないルイス。有効な攻撃が出せずにいる。
3R、ジワジワと前進するルイスに対し、ガーヌが右ローキックでルイスの前足を削っていく。手がなく、息が上がるルイス。ガーヌの右ローが入ると苦悶の表情に。すると、ガーヌが一気にパンチラッシュ。頭を抱えながら防戦一方のルイス。ルイスのマウスピースが外れて、試合は一時中断するが、再開後は再びガーヌがラッシュ。最後はルイスがマットに手を付き、ルイスが亀の状態に。ここで、ガーヌがバックからパウンド連打。レフェリーが試合を止めた。
1発も豪腕を当てることができずに敗れたルイスは呆然自失の様子。一方のガーヌはキャリア3年間でMMA10戦全勝を達成し、暫定王者のベルトも手にした。フランス人のUFC王者は史上初。
ガーヌは勝利者マイクで、元チームメイトで現王者ガヌーとの統一戦について話を振られると「レッツゴー!」とだけ叫び、戦う準備ができていることをアピールした。
▶︎次ページ【フォト】は、無敗新星ガーヌがルイスに圧倒的なTKO勝利!
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