【NKB】ダウン6回の激闘は海老原竜二が谷津晴之から逆転TKO勝ち！ 津崎善郎は田村聖を判定で下す
カズ・ジャンジラ（中央）は、野津良太を判定で下した
▼第11試合 ウェルター級3R
●野津良太（E.S.G/NJKFウェルター級1位）
判定0–3 ※29–30×2、28–30
〇カズ・ジャンジラ（ジャンジラジム/J-NETWORKウェルター級2位）
カズ（左）がパンチで野津からKOを狙う
野津はNJKFを主戦場とし、J-NETWORK、BOMなど数々のリングに出場。ヒジ、ヒザを武器にアグレッシブなファイトを見せる。20年9月の新日本キックでは、高橋亨汰にカットを奪われ無念のTKO負け。昨年1月はモトヤスックにTKO負けを喫した。
対するカズはJ-NETWORKウェルター級2位、蹴拳ウェルター級王者の肩書きを持つ。昨年12月には光成から判定勝ちを奪った。
1R、先に仕掛けた野津は、ローキックとミドルキックで揺さぶりをかける。カズは野津の蹴りをガードしながら、ローキックとミドルキックを蹴り返す。タイミングを掴んできたのかカズのミドルキックが決まる始める。パンチと蹴りのコンビネーションでカズが主導権を掴んだ。
野津（左）はミドルキックで攻撃
2R、野津は先に仕掛けて先手を取る。ローキックで下から崩しにかかる。カズはディフェンスをしながらミドルキックを返す。左ストレートが入り、カズはパンチの攻撃が光。野津は接近戦でヒジ打ち、飛びヒザ蹴りと逆襲に転じた。
3R、野津は前へ出てパンチを放つ。カズはこれを受け止めると、ミドルキックを入れる。野津のパンチを被弾するカズだが、パンチを打ち返してイーブンに持ち込む。両者、前へ出て打ち合う。互角の展開は、判定勝負へ。判定3-0でカズが勝者となった。
▼第10試合 58.00kg契約 3R
―勇志（テツジムNKBフェザー級3位）
試合中止 ※川口が体調不良のため
―川口惣次郎（ツクモジム/フェザー級）
森井（左）は鋭い蹴りで佐藤を追い込んだ
▼第9試合 バンタム級3R
●佐藤勇士（拳心館/NKBバンタム級4位）
判定0–3 ※24–30×2、26–30
〇森井翼（テツジム/NKBバンタム級）
新極真空手で結果を残してきた森井は、キック転向後に才能を発揮し、昨年6月に湯本和真から判定勝ち。続く11月にはRIZINに初参戦してFUJIMON♡を破るなど、新鋭として注目を集める。対する佐藤は、今年1月のジャパンキックで義由亜JSKを対戦したが、KO負けを喫している。今回が再起戦となる。
佐藤（右）はパンチで反撃するも決定打を与えられず
1R、佐藤はワンツーを合わせる。森井はハイキックから、左フックのタイミングが合う。佐藤はワンツースリーとパンチを放つが、森井がガード。ヒザ蹴りからのパンチ連打が入り、森井がダウンを奪う。立ち上がった佐藤に森井がラッシュをかけてラウンド終了。
2R、佐藤はワンツーで攻撃。ガードした森井は、左ボディブロー。これがまともに入り、佐藤の動きが止まる。さらに森井は、ワンツーを仕掛けてコーナーへ追いつめる。さらにラッシュをかけたところでダウンを宣告。立ち上がった佐藤に森井がパンチで連打をかけるが、佐藤は粘って倒れない。
森井（右）の蹴りは、これからもトップ戦線で通用しそうだ
3R、優位に立った森井はパンチを連打して、守りに入る佐藤にヒジ打ち。マットへ転倒した際に、レフェリーがダウンのコール。立ち上がった佐藤に、森井は胴廻し回転蹴り。これは不発に終わるが、最後まで攻めた森井が判定3-0で圧勝した。
＜その他の結果＞
▼第8試合 59.00kg契約3R
●鎌田政興（ケーアクティブ/NKBフェザー級5位）
判定0–2 ※28-28、28-29×2
〇KEIGO（BIG MOOSE/NKBライト級）
▼第7試合 58.50kg契約3R
〇半澤信也（Team arco iris/NKBフェザー級）
判定3-0 ※30-29×2、29-28
●中田ユウジ（STRUGGLE/スーパーフェザー級）
▼第6試合 エキシビションマッチ3分2R
―ハリィ永田（Astra workout/元 WPMFジャパン S.フライ級1位）
エキシビションマッチのため勝敗なし
―秦文也（テツジム）
※加藤洋介（チームドラゴン）が体調不良のため、試合中止。エキシビションマッチに変更となった。
▼第5試合 63.00kg契約3R
〇洋介（渡辺ジム/NKBライト級）
判定3-0 ※30-28×2、30-27
●マサ・オオヤ（八王子FSG/NKBライト級）
▼第4試合 フェザー級3R
〇山本太一（ケーアクティブ/NKBフェザー級）
TKO 2R 0分01秒 ※出血負傷→レフェリーストップ
●杉山茅尋（HEAT/NKBフェザー級）
▼第3試合 53.00kg契約2分3R
●KARIN（HEAT/NKBバンタム級）
判定0–3 ※28–30×2、27–30
〇Mickey（PIRIKA TP GYM/バンタム級）
▼第2試合 65.50kg契約3R
●ゆうき（BIG MOOSE/NKBウェルター級）
TKO 1R 2分17秒 ※蹴り自爆→レフェリーストップ
〇ちさとkiss Me！（安曇野キックの会/スーパーライト級）
▼第1試合 ライト級3R
〇木村郁翔（BIG MOOSE/NKBライト級）
判定2-0 ※29-28、28-28、30-28
●佐々木健（ナインパックジム/ライト級）
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