【NKB】ダウン6回の激闘は海老原竜二が谷津晴之から逆転TKO勝ち! 津崎善郎は田村聖を判定で下す
NKB日本キックボクシング連盟
『NKB 2022 喝采シリーズ2nd』
2022年4月23日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第13試合) 53.55kg契約 5R
〇海老原竜二(神武館/NKBバンタム級王者)
TKO 5R 2分07秒 ※レフェリーストップ
●谷津晴之(新興ムエタイジム/NJKFフライ級1位)
メインイベントでは、NKBバンタム級王者・海老原竜二(神武館)がNJKFフライ級1位の谷津晴之(新興ムエタイ)と対戦する。
海老原は15年4月にデビューした30歳。戦績は12勝(5KO)10敗。昨年はNKBバンタム級王座決定トーナメントに参戦。初戦では高嶺幸良を判定で下し、決勝では龍太郎を鮮烈な左ハイキックで撃破して、念願の王座を戴冠した。
対する谷津は、今年2月にK-1に初参戦を果たした一航などの強豪選手が揃う新興ムエタイ所属のファイター。今年高校を卒業する予定で、自身のインスタグラムでは「覚悟を持ち3年以内に有名に必ずなります」と意気込んでいる。
1R、互いにローキックで探り合い。谷津はパンチの連打から右ハイキックでダウンを奪う。立ち上がった海老原に谷津は右フックで二度目のダウンを奪った。これでKOになるかと思われたが、海老原が粘り、次のラウンド勝負となった。
2R、海老原はローキックを決めていく。谷津はパンチからハイキックでKOを狙うが、海老原の左ストレートが入り、形勢は逆転する。谷津はパンチでKOを狙うが、海老原のヒザ蹴りがボディへ入る。ここで完全に立場が逆転した。
3R、海老原はローキックを決めていく。接近戦ではヒザ蹴りを入れる海老原は、完全にペースを掴む。防戦一方の谷津は、蹴りを返すが力がない。海老原はヒザ蹴り、ローキックでダメージを与えていく。
4R、ローキックでダメージを与える海老原。谷津はパンチからハイキックも力がない。海老原は右ヒザ蹴りを顔面へ入れてダウンを奪う。立ち上がった谷津は、攻撃を返すのが精一杯。さらに海老原はヒザ蹴り連打で二度目のダウンを奪う。KOかと思われたが、今度は谷津が粘り、KO負けは逃れた。
5R、立ち上がりから海老原はローキックを入れつつ、ヒザ蹴りでダウンを奪う。立ち上がった谷津は反撃するが、最後は海老原がヒザ蹴りを連打して、レフェリーが試合をストップ。最後のレフェリーストップも含めて通算ダウン6回が見られた激しい試合は、ついにここで決着した。逆転KOとなった海老原は、「チャンピオンとなって一発目の試合で苦戦したんですが、またがんばります」と挨拶した。
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