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【ジャパンキック】名高、見えない神技の連続でKO勝利! 永澤サムエルは右ストレートでムエタイ王者撃沈

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2022/11/20(日)UP

ムエタイ王者をKOした永澤

▼第10試合 ダブルメインイベント 日泰国際戦62.5kg契約3分5R
〇永澤サムエル聖光(ビクトリー/WMOインターナショナル ライト級王者、WBCムエタイ日本統一ライト級王者、ジャパンキック ライト級王者)
KO 3R1分52秒 ※右ストレート
●コムキョウ・シットポーチョーウォー(タイ/泰国ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者)

ムエタイ王者のコムキョウ(右)は鋭いパンチを放った

 永澤はパワフルなパンチとヒジを使うパワーヒッター。20年1月に興之介を下しジャパンキックライト級王座を獲得。同9月にはNJKF王者・鈴木翔也を下し、WBCムエタイ日本統一ライト級を奪取。1年の間に二冠を手にした。
 昨年9月はトーンミーチャイ・FELLOW GYM(タイ)を左フックでKO、今年2月には健太をローキックで攻めまくり判定勝ち、3月にはパランラック・FELLOW GYMを下した。泰国ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者のコムキョウ・シットポーチョーウォーとどんな試合を展開するのだろうか。

永澤の左が入りダウンをするコムキョウ

 1R、永澤は内と外にローキックを決めていく。ディフェンスしないコムキョウは、ダメージが大きい印象。ミドルキックを返すコムキョウ。永澤はヒジ打ちを警戒しつつ、執拗なローキック攻撃を見せた。

 2R、コムキョウは前へ出てヒザ蹴り狙い。永澤は下がりながらローキック。それでもコムキョウは前へ出て、ヒザ蹴りに持ち込む。攻防の中、永澤の左フックがヒットしてダウンを奪う。立ち上がるコムキョウに、永澤はさらに左右のフックをヒット。右で二回目のダウンを奪う。仕留めにかかるところで、ラウンド終了。

 3R、永澤は仕留めにかかるかと思われたが、ローキックで試合を作り直す。コムキョウはヒジ打ちを狙いたかったのか接近すると、ローキックのダメージが蓄積されていく。そこへ永澤が左ボディから右ストレート。これがアゴを貫きコムキョウがダウン。レフェリーがすぐにKOを宣告した。


モトヤスック(右)はシュートン(左)からダウンを奪っての判定勝利

▼第9試合 セミファイナル 日泰国際戦 70kg契約3分3R
〇モトヤスック(治政館/WMOインターナショナル スーパーウェルター級王者・前ジャパンキック ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-27×2、29-27
●シュートン YODYUT MUAYTHAI GYM(タイ/WMOインターナショナル ミドル級王者・元パタヤスタジアム フェザー級王者)

シュートンはパワフルな攻撃が武器の強敵だった

 モトヤスックは、一撃で相手の意識を刈り取るパンチや鋭い蹴り技が武器のオールラウンダー。20年1月に初代ジャパンキックウェルター級王座を獲得。今年1月には元MA日本ミドル級王者・井原浩之に判定で完勝も、続く5月にはムエタイの北野克樹に判定負け。今年9月は、ダーンチョン・アーヨンムエタイからKO勝ち。今回は、シュートンを倒せるか注目が集まる。

 1R、モトヤスックがカーフキックをヒット。シュートンは飛び込んでの右フックで襲い掛かる。モトヤスックは左、右とパンチを打ち返す。シュートンの右の強打が印象に残った。

モトヤスックはこの左でダウンを奪った

 2R、シュートンはパンチのフェイントで右ハイキック。これはガードしたモトヤスックは、ここからパンチを当てていく。打ち合いの中で、右、左とパンチをヒットするモトヤスック。シュートンは1Rの勢いが消えて、モトヤスックの攻勢が目立つ。

 3R、モトヤスックは左の三日月蹴りを何発も入れていく。右のボディストレートを決めるモトヤスック。シュートンは右を返して打ち合うがスピードはない。モトヤスックのボディ攻撃が効いたのか、失速気味。そして試合終盤にモトヤスックの右フックでシュートンがダウン。立ち上がったところで、試合終了。判定勝負となり、3-0でモトヤスックが勝利を飾った。


アグレッシブな攻撃が目立った光成(左)

▼第8試合 セミファイナル ジャパンキックvsNJKF交流戦72.5kg契約3分3R
〇光成(ROCK ON/ジャパンキック ミドル級王者)
判定2-0 ※30-29、30-28、29-29
●匡志・YAMATO(NJKF・大和/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者) 

匡志(左)はローキックで反撃した

 ジャパンキック・ミドル級王者の光成は、WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者の匡志・YAMATOと72.5kg契約で対決。

 1R、光成は右から左フックをボディへ。匡志はガードを固めながら、ローキックで削っていく。光成はハイキックを蹴りながらパンチを狙う。匡志はガードを固めてロ―キックで攻撃。

 2R、光成はプレッシャーをかけながらパンチを打つふりをしてローキック。さらにハイキックで揺さぶりをかける。匡志は蹴りを打ちながらもパンチを放つ。これをディフェンスする光成は右を放つ。匡志もパンチで打ち返した。

パンチで追い込んだ光成が判定勝利を収めた

 3R、光成はプレッシャーをかけての右で追い込んでいく。右から左ボディブローを何発もヒットさせる。匡志はガードしながらのローキック。ときおり光成のパンチ連打で匡志の動きが止まる場面もあり、やや光成が優位に立っているか。判定勝負は、2-0で光成が勝者になった。

▶次ページは、藤原乃愛vs.チョンプー、その他の試合結果

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