【DEEP】フライ級T準決勝は本田良介が伊藤裕樹に勝利、福田龍彌と決勝で対決!神田コウヤが五明宏人を下して新王者に
▼第6試合 DEEP フェザー級暫定王者決定戦 5分3R
〇神田コウヤ(パラエストラ柏)
判定5-0 ※30-27×4、30-26
●五明宏人(トライフォース赤坂)
※神田が新王者に。
現フェザー級王者の牛久絢太郎が防衛戦のスケジュール調整がつかないため、今回の暫定王座決定戦が行われる。
神田はレスリングで東日本学生選手権優勝、全日本学生選手権準優勝、天皇杯ベスト8という実績を持つアマレスエリート。過去には当時のDEEP&RIZIN2冠王・牛久絢太郎の持つDEEP王座に挑んだが、惜しくも敗戦。しかし昨年5月にはDEEPで青井人にTKO勝ち、11月に中村大介に判定勝利しタイトルへの再挑戦をアピールしていた。
対する五明は、朝倉未来と同じトライフォース赤坂に所属するMMAファイター。19年の全空連の全日本空手道選手権大会覇者で、昨年の全日本アマ修斗ライト級で3位に入賞、昨年3月の「DEEPフューチャーキングトーナメント」のライト級で優勝。続く6月のDEEP佐藤勇駿戦でプロデビューを果たすと、12月までに3戦(2KO)して無敗。このままの勢いで初のタイトル獲得なるか。
1R、神田は突進して組みつくと、ケージに押しつける。五明は耐えて立ち上がると、体を入れ替える。五明のヒザが金的に入り、試合中断。再開後、五明は打撃の距離を取るが、神田はダブルレッグを仕掛けてテイクダウンに成功。バックに回りチョークも五明がディフェンス。神田は組み付きヒジを頭部へヒットさせた。
2R、神田は五明の打撃をディフェンスするとダブルレッグを仕掛けて、テイクダウンに成功。神田はバックに回ってチョークを狙うも、落として体勢を入れ替えて脱出する。
五明は神田のヒジ打ちで出血。スタンドで五明は、三日月蹴りを何発も決めるが、神田が間合いを詰めて組みつく。五明がヒザ蹴りを金的に入れて中断。ケージで組みついた状態から再開。神田は組みついたままヒジ打ち。五明はこれを外すと、パンチでKOを狙った。
3R、神田は五明と打撃で打ち合う。その流れで、神田が組みつき抱え上げてテイクダウンに成功。バックに回った神田は、四の字ロックで動きを止めながら背後からパンチを顔面へ。五明は脱出を試みるが、逃げられない。このまま判定で神田が勝利を収め、ベルトを獲得した。
新王者となった神田は、「五明選手、気持ちが強くて覚悟を感じました。実力不足、知名度も足りないけど、これをきっかけに覚えていただけると嬉しいです」とコメントした。
▼第5試合 DEEP ライト級 5分3R
〇北岡悟(パンクラスイズム横浜)
一本 3R 3分47秒 ※ノースサウスチョーク
●高野優樹(フリー)
北岡は2009年に五味隆典から一本勝ちで初代戦極ライト級王座を獲得、また13年4月にはDEEPライト級王座に就き4度の防衛に成功するなど輝かしい戦績を誇る。だが、2020年の『RIZIN.24』で久米鷹介、昨年2月の『DEEP 100 IMPACT』で大原樹理、同10月の『DEEP 104 IMPACT』で鈴木琢仁にいずれも敗戦。さらに今年7月には元DEEPフェザー級王者・上迫博仁と接戦も2-1で惜敗。前戦は11月の『DEEP 110 IMPACT』で江藤公洋に判定負けを喫し、5連敗と苦しい時期が続いている。
対する高野はレスリングをベースとするファイター。前戦は今年5月の『DEEP TOKYO IMPACT 2022 4th ROUND』でハリー・スタローンに判定勝利し、現在2連勝中だ。
1R、北岡は左の蹴りを連発しながら組みつくと、ケージに押しつけて両足をすくってテイクダウンに成功。アームロックを狙いつつ、サイドに固める。高野はディフェンスするのが精一杯か。北岡が有利なポジションをキープしたままラウンド終了。
2R、高野は左右フックで攻撃。北岡は被弾しつつも耐えて、ローキックから組みついて倒して上になる展開。高野はディフェンスに回るも、ギロチンチョークの体勢に入られてしまう。これを外した高野だが、北岡は上からヒジ打ちを落とし続けた。
3R、北岡は高野のパンチを被弾してバランスを崩してしまう。高野はサッカーボールキックも北岡がガード。組みつく北岡は、ヒールホールドを獲りに行き会場が沸く。高野が回転して外すと、北岡はサイドポジションをキープ。ノースサウスチョークが極まり、北岡が一本勝ちを収めた。
▼第4試合 DEEP ウェルター級 5分3R
〇住村竜市朗(TEAM ONE)
判定2-1 ※29-28×2、29-29(マスト:嶋田)
●嶋田伊吹(FIGHT HOLIC)
住村は打撃・寝技どちらでも試合を決める力を持つオールラウンダーで、2017年7月、ダークホースと呼ばれながらDEEPウェルター級GP(トーナメント)を制して王座を獲得、その後2度の防衛を果たしている。昨年5月に同王座を返上した。
嶋田伊吹は昨年11月にコマネチゆうたからリアネイキッドチョークで一本勝ちを奪っている。
1R、打ち合いの中で住村はローブローを受けてしまい、試合中断。再開後、住村は右、左とパンチヒット。すかさずダブルレッグに入り、テイクダウンに成功。嶋田は下からスイープを仕掛けるも住村は耐える。それでも嶋田はスイープからバックを奪うと、チョークの体勢へ。ここから逃げた住村は、今度は逆にバックを奪い、拳を落としたところでラウンド終了。
2R、住村は右をヒットするも、バッティングで眉間から出血。ここで中断してドクターチェック。試合再開後、住村はパンチを打ちながら組みつくと、ケージに押しつけてバックに回る。嶋田はバックに回ると、ポジションキープ。住村は出血が目立つ。
3R、住村はパンチを打ちながら組みつく。サバ折りで倒すと上になる。ガードポジションの嶋田。ポジションキープする住村。住村はパスを狙うも、嶋田はこれを許さない。嶋田はここから抜け出し、バックに回るとチョークを狙うが、住村はディフェンス。嶋田はパンチを当てていき、勝負は判定へ。2-1の僅差で住村が勝者となった。
勝利した住村は「とりあえず勝ちたかった」と喜んだ。
▶次ページは、しなしさとこvs.古林礼名、渡部修斗vs.力也、その他の試合結果
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