【GLORY】ペットパノムルンが“ボディ前蹴り”でKO負け！王者ベスタティの一撃に沈み、2階級制覇ならず

2023/03/12（日）UP
（最終更新：2023/03/12 11:57）

　3月11日（日本時間12日）にオランダ・ロッテルダムで開催された『GLORY84』メインイベントの世界ライト級タイトルマッチにて、挑戦者でフェザー級王者のペットパノムルン・キャットムーカオ（27=タイ）が王者のティジャニ・ベスタティ（25=オランダ）にKO負け。2階級制覇はならなかった。
【動画】ペットパノムルンが苦悶の表情でダウン！立ち上がれず

　ペットパノムルンはムエタイ強豪。16年にGLORYに参戦。18年にフェザー級王座を奪取し、以後5回の防衛を果たしている”絶対王者”だ。
　21年11月にRISEに初参戦し、原口健飛に判定勝利。昨年8月のRISE世界スーパーライト級王座決定戦で延長戦の末、再び原口に勝利。12月には山田洸誓にも勝利した。

　対するベスタティは21年9月にライト級王座を獲得し、2度の防衛に成功。190cmの長身から繰り出す、バネのある攻撃を武器とし、現在4連勝中だ。
　身長170cmのペットパノムルンとベスタティとの身長差は20cm。ネット上ではこの体格差などからペットパノムルンが不利との声が多くあった。

　試合は王者ベスタティが強い圧力でジャブや前蹴り、ヒザ蹴りで攻勢。ペットパノムルンは得意の左ミドルを中心に攻撃のリズムを作ろうとする。

　やはり体格差が大きいか、自分の距離で戦うベスタティが首相撲からのヒザ蹴り、大きな振りのフックをヒットさせ、ペットパノムルンにダメージを与えていく。

　すると4R、ベスタティが前蹴りを連発。ダメージの蓄積もあったか、強烈な一撃がボディに突き刺さると、ペットパノムルンは崩れ落ちダウン。カウント内に立ち上がれなかった。

　ペットパノムルンはKO負けで2階級制覇ならず、ベスタティは3度目の防衛に成功した。

『GLORY84』
3月11日（日本時間12日）オランダ・ロッテルダム
▼世界ライト級タイトルマッチ
○ティジャニ・ベスタティ（オランダ／王者）
KO 4R1分42秒　※ボディへの前蹴り
●ペットパノムルン・キャットムーカオ（タイ／挑戦者）
※ベスタティが3度目の防衛に成功

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