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【NJKF】岩浪悠弥、志賀将大をKOしWBCムエタイ3階級制覇!波賀宙也はタイ強豪に逆転負け

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2023/04/17(月)UP

3R中盤まで優位に試合を進めていた波賀(左)が、まさかの逆転負け

▼セミファイナル(第7試合) 57kg契約 3分3R
●波賀宙也(立川KBA)
判定0-3 ※27-29×2、28-29
〇コンコム・レンジャージム(ranger gym)

コンコムの足払いで転倒する波賀は頭をマットに打ったか

 波賀はWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座など数々の王座を獲得すると、19年9月に念願のIBF世界王座を獲得した。その後20年2月にTKO勝利するも、21年9月には大田拓真に判定負け、同年11月には元MAXムエタイ55kg級王者クン・ナムイサンとドロー。昨年6月はペットング・ゲッソンリットと対戦し、IBF世界王座を奪われた。今回はコンコム・レンジャージムを相手に、どんな試合を見せてくれるのだろうか。

転倒後に猛攻を受けてダウンを取られた波賀

 1R、サウスポー構えの波賀は左ミドルキックをヒット、さらにローキックも入れて、いい出だしとなる。コンコムは前蹴りでストッピングしながら、接近したらヒジ打ち。それでも波賀の蹴りが決まる印象を残す。

 2R、波賀は左ミドルキックを何発もヒット。コンコムも蹴りを返すが、波賀の方がヒットしている印象。接近戦ではコンコムが転倒させる場面もあるが、波賀の蹴りがよく当てる。

コンコムが逆転勝ちをものにした

 3R、波賀はミドルキックを決めて優位に立つ。波賀の左ストレートが入り、コンコムの動きが止まるシーンも。ところが終了間際、コンコムが首相撲で波賀の足を払って転倒させる。

 波賀は頭をマットに打ち付けてしまったのか、立ち上がるもフラフラとなる。コンコムはパンチを打ちにいくと波賀がダウン。形勢が逆転となり、コンコムは勢いを取り戻して攻める。だが波賀も反撃するが、時間切れに。判定は3-0でコンコムが勝利をものにした。


鎌田(左)は前田(右)に右のパンチを入れてTKO勝ち

▼第6試合 NJKF×NKB交流戦 57.5kg契約 3分3R
●前田浩喜(CORE)
TKO 1R2分04秒 ※右ストレート→レフェリーストップ
〇鎌田政興(ケーアクティブ)

前田は蹴りをヒットしていたが

 元NJKFバンタム級王者の前田は、“ライトニングキッカー”のニックネームを持ち、18年6月の試合を最後に負傷箇所の治療のためリングを離れていたが、20年2月に復帰した。対する鎌田は、NKBの代表としてNJKFの元王者を迎え撃つ。

 

TKO負けを喫した前田

 1R、サウスポー構えの前田は左ミドルキック、ハイキック、ローキックと蹴り分ける。鎌田はパンチをまとめて追い込む。前田はガードして逃げると、ミドルキックを蹴り返す。鎌田は前田の蹴りに合わせて右を放つと、これがクリーンヒット。すぐにレフェリーが試合をストップして鎌田のTKO勝利となった。

 TKO勝利を収めた鎌田は「作戦通りです。NKBでチャンピオンになりたいです」とアピールした。


健太(右)は吉田(左)から判定勝ち

▼第5試合 NJKF 64kg契約 3分3R
〇健太(E.S.G)
判定3-0 ※三者共に30-28
●吉田凛汰朗(VERTEX/NJKFスーパーライト級2位)

反撃する吉田

 健太は長くNJKFをけん引してきたベテランで、試合間隔を空けずに戦うことでも知られ、戦績は100戦を超える。過去にはKrush、世界の強豪が揃うONE、新日本キックなど多くの団体で戦ってきた。直近では今年2月に喜入衆の引退試合の相手を務め、判定勝ちを収めている。

 対する吉田はNJKFスーパーライト級2位の上位ランカー。昨年10月には新日本キックのリングに上がり、現役王者・髙橋亨汰と対戦したがKO負けを喫している。

 1R、健太はジャブからローキックで攻撃。吉田は健太のジャブに左フックを合わせにいく。健太はジャブから右へつなげてパンチでKOを狙う。吉田はスピードを活かしたハイキックで攻勢。

健太は、息子の誕生日に勝利をプレゼントした

 2R、健太は吉田のジャブ連続をガードして右ロ―キックを何度も決めていく。さらに右を放つ健太。吉田は飛び二段蹴り。さらに右のパンチを放って健太を追い込む。

 3R、健太は的確にロ―キックを決めて、右も入れていく。吉田は前へ出てパンチを打つも、健太のパンチを被弾する場面も。最後まで危なげなく戦った健太が、3-0で勝利を収めた。

 勝利した健太は「今日で109戦目。今日4月16日は、息子の誕生です!おめでとう(子どもをリングへ上げる)!現役はずっとやります!」と挨拶した。


<その他の試合結果>

東京町田金子ジムを閉鎖する金子会長(中央)と勝利した悠斗(右)

▼第4試合 NJKFフライ級ランキング戦 3分3R
〇悠斗(東京町田金子ジム)
判定3-0 ※三者共に30-29
●TOMO(K-CRONY)

▼第3試合 NJKFスーパーライト級 3分3R
〇ガン・エスジム(タイ)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
●TAKUYA(K-CRONY)
※宗方888は体調不良のため欠場。

▼第2試合 NJKFスーパーフェザー級 3分3R 
●コウキ・バーテックス(VERTEX)
TKO 3R1分57秒 ※ヒザ蹴り→レフェリーストップ
〇颯也(新興ムエタイジム)

▼第1試合 交流戦 ヘビー級 3分3R
〇レオ(K-CRONY/NJKFヘビー級)
TKO 1R2分04秒 ※パンチ→レフェリーストップ
●長里清(サンライズジム)

▼オープニング2  Amateur matches over40 68kg契約 1分30秒2R
〇河野友信(A-skジム)
判定3-0 ※三者共に19-18
●カズshooter(テツジム)

▼オープニング1 Amateur matches over40 60kg契約 1分30秒2R
△シュンスケ・ムアンチャイ・ピラーノ(ゼウス西船橋)
判定1-0 ※19-19×2、20-19
△まさる(Labore spes)

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