2023/06/18（日）UP
（最終更新：2023/09/18 23:44）

龍斗（右）が左ハイキックを決めてKO勝ち

▼第12試合メインイベント第1試合 58kg契約 3分3R ビッグバンルール
〇龍斗（team NOVA）
KO　2R1分50秒　※左ハイキック
●神田賢吾（WSRフェアテックス幕張）

強烈な左ボディを決める龍斗

　当初、龍斗は田中聡（K-1 ジム三軒茶屋シルバーウルフ）とフェザー級タイトルマッチを争う予定だったが、田中のケガにより、神田と58kg契約で対戦することとになった。タイトルマッチではなくなり、今回が仕切り直しの一戦となる。

　1R、神田は左右のカーフキックで攻撃。さらに左ボディを決める。龍斗はカーフキック、インロー、下段カカト蹴りのコンビネーションを見せる。龍斗は三日月蹴り、足払いなど、多彩な攻撃で揺さぶりをかけた。

龍斗は、二日前にKrushチャンピオンになった里見柚己とチームメイト。2人一緒に勝利した

　2R、神田は間合いを詰めて左右のパンチをボディへ。一気に勝負を仕掛けている様子。龍斗はガードしつつ、カーフキック、三日月蹴りで応戦。さらに回り込んでの左ハイキックでダウンを奪う。尻もちをついた神田は、出血もしつつ立てない。カウントアウトとなり、龍斗のKO勝ちが決まった。

　龍斗は「今日は父の日、お父さん、ありがとうございます。（ジムを一緒にやっている）里見柚己が（Krushの）チャンピオンになりまして、彼は子どもも生まれて父親になりました。自分も勝つことができました。じつは自分は、初のKO勝ちで嬉しいです。自分も含めて、チームを応援してください」と挨拶した。

大輝（右）はプライチュンポンに苦戦も判定勝利

▼第11試合 67.5kg 契約 3分3R ビッグバンルール
〇大輝（ハリケーンジム）
判定3-0　※29-28×2、29-27
●プライチュンポン・YSSジム（YSSジム）

プライチュンポンはミドルキックだけではなくパンチもヒットさせた

　7戦7勝の無敗のウェルター級王者・大輝（ハリケーンジム）は、“超新星”の期待の選手。前日公開計量では、「明日はKOで倒して、年寄りの介護をします」とプライチュンポン・YSSジムを挑発した。プライチュンポンは、K-1で野杁正明や安保瑠輝也とも拳を交えたIMCインターナショナルSウェルター級王者。新星の拳が炸裂するか、それともムエタイの意地が爆発するか、注目の一戦。

大輝は豪快なフックでKOを狙った

　1R、大輝は構えをサウスポーからオーソドックスに変えて、右のパンチで入る。プライチュンポンは左ミドルキックをバチーンと入れる。大輝は右、左とフックを振り回す。プライチュンポンはインローを連発。さらにフックでヒットさせる場面も。

　2R、プライチュンポンはローキックからパンチへのコンビネーション。このパターンを読んだのか、大輝は左アッパーから入り、これをヒット。プライチュンポンは組み付いて、ごまかした。

プライチュンポンの減点もあり、勝利した大輝

　3R、大輝はプライチュンポンのパターンを読んだようで、パンチをかわして左アッパーから右を入れていく。プライチュンポンは抱きついて誤魔化すも、ここでレフェリーから警告のイエローカード。大輝は打って来いとアピールし、打ち合いになる。プライチュンポンは掴んでのパンチ攻撃をしたため、減点1。このまま試合終了し、判定3-0で大輝がムエタイの強豪を破り、無傷の8連勝となった。

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