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【Krush】伊藤健人、右ストレート一撃“38秒”KOで新王者に!横山朋哉も王者・髙橋直輝を下し初戴冠

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2024/02/24(土)UP

横山は左ストレートを決めてダウンを奪った

▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●髙橋直輝(若獅子会館)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
〇横山朋哉(リーブルロア)
※横山が新王者となった

横山の左がヒットして髙橋がダウン

 髙橋は長らくフェザー級を主戦場とするも、勝ち負けを繰り返していた。しかし、22年5月に1つ上のスーパー・フェザー級に上げてから4連勝。昨年9月、当時の王者・中島千博に判定勝利を収めて王座を獲得した。今回は初防衛戦。

 対する横山はK-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位の実績を持つ。現在3連勝中で、直近は大岩龍矢と江川優生も下すなど、勢いに乗る。

髙橋は立ち上がるもダウンを取られてしまう

 1R、互いにローキックでけん制。見合うことが多くなるも、髙橋は横山の左に右を合わせに行く。横山は蹴ってすぐに下がり、髙橋のパンチを警戒。髙橋は強引に攻めることはしない。

 2R、横山は左ミドルキックを連発。この動きから、今度は左ストレートを伸ばす横山。見切った髙橋はローキックから左右のフックにつなげて反撃。基本は見合っていたが、横山の左が入り、髙橋が棒立ちになる場面も。

髙橋は必死の形相で反撃するも及ばす

 3R、互いに前へ出て打ち合う。横山は左ストレートを決めると、髙橋の腰が一瞬落ちる。すぐに髙橋が立ち上がったものの、ダウンを宣告。ダウンを奪われた髙橋は右のパンチから左につなげるコンビネーションで攻めるも、ダウンを奪い返すことはできず。逆に横山が左を決めるシーンもあった。

 判定は、3-0で横山。髙橋が王座防衛に失敗。横山が新王者となった。

横山が新王者となった

 ベルトを腰に巻いた横山は「髙橋選手ありがとうございました。この試合、1カ月間、毎日考えてやってきました。きつかったけど、やっとベルトを獲ることができました。この日を待っていただいた方々、ありがとうございました。24歳になるんですけど、お父さん、お母さん、形として恩返しできました。ありがとうございました」と挨拶した。


大岩(右)は倒しに行くも弘輝(左)が最後まで粘った

▼第6試合Krushライト級/3分3R・延長1R
〇大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-26×2、30-25
●弘輝(WORLD TREE GYM)
※弘輝は契約体重-62.5kgから950gオーバーのため、双方合意の上、減点1、グローブハンデ(大岩8オンス、弘輝10オンス)使用す、ファイトマネーから20%減額で実施。

大岩はこの左でダウンを奪った

 大岩は武尊の盟友で、頑丈なフィジカルとパンチが持ち味のファイター。昨年6月には、横山朋哉とダウンを奪い合う激闘も判定で敗北。その後ライト級に上げると、初戦の12月のK-1では篠原悠人相手に1R KO勝利した。

 対する弘輝は関西を中心に活動し、思い切りの良い倒せる攻撃が持ち味の選手。22年12月は地元の大阪で篠原悠人に判定負けを喫するも、今年9月にはKO勝利で再起を遂げた。

大岩の右が入る

 1R、大岩は右ハイキックでけん制。サウスポー構えの弘輝は左を振って右ボディ。大岩はカーフキック。バランスを崩す弘輝。さらに大岩は、カーフキック、右フックで追い打ちをかける。そして最後はパンチ連打をかける大岩。弘輝は顔面から出血。

 2R、弘輝はヒザ蹴りを何度も放つ。大岩は耐えながら、右から左のパンチ。大岩はインローを飛ばす。弘輝は足を持っていかれるも、パンチを放つ。すると弘輝の左ヒザ蹴りに大岩の左が入る。ダウンだ。立ち上がった弘輝は、真っ赤な顔で向かっていく。大岩は押される場面も。

弘輝は最後まで立っていた

 3R、弘輝は鬼神のごとき顔で、大岩にパンチを放ち、ヒザ蹴りで攻撃。大岩はインローで弘輝の足を弾くも、崩すことはできない。弘輝は打って来いと合図。大岩は打ち合うも、完全に砕くことはできなかった。

 勝負は判定となり、3-0で大岩が勝利も笑顔はなかった。

 第5試合終了後、第7代Krushスーパー・フェザー級王者の島野浩太朗(菅原道場)の引退記念セレモニーが行われた。島野はKrush -60kg WILDRUSH League 2014優勝、WMAF世界スーパーフェザー級王者、第12代MA日本キックボクシング連盟スーパーフェザー級王者と数々の肩書を持ったベテランファイター。生涯戦績は44戦 28勝(17KO) 16敗。

勝利した大岩はセコンドの武尊とツーショットも笑顔なし

 島野は「2011年にデビューし、もっと前からここで勝負したいというリングでした。引退セレモニーまでやらせてもらい、幸せ者でした。リング、選手としてはここで最後になります。K-1の挑戦に立ちたくて勝負しましたが負けました。8カ月試合できなくて落ち込んだ時、44戦応援してくれた仲間がいました。これからは、ダメな自分を壊して、世のため、人のため、家族のためにがんばりたいと思います。応援ありがとうございました」と挨拶した。

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