【Krush】白熱の綱引きマッチ!メインでゴンナパーがダウン奪う勝利、K-1軍の3勝1敗に
▼第7試合K-1×Krush スーパー・ライト級4対4マッチ/3分3R・延長1R
●林健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)
判定0-3 ※26-30×2、27-30
〇稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)
K-1vs.Krushの4対4マッチは、試合当日の18時から会場にて行われ、その場で対戦の組み合わせが決定。抽選の結果、ゴンナパー・ウィラサクレックvs.塚本拓真、林健太vs.稲垣柊、佐々木大蔵vs.寺島輝、ジン・シジュンvs.FUMIYAとなった。
K-1側の林は19年に卜部功也から第3代K-1ライト級王座を奪取。20年にゴンナパーに敗れ王座陥落すると、スーパー・ライト級へ階級を上げた。22年9月に小嶋瑠久にKO勝利、12月には不可思とのリマッチに勝利し、23年3月に大和哲也とのタイトルマッチに敗れた。
Krush側の稲垣はサウスポーから繰り出すテクニシャンかつ高い殺傷能力を誇り、19年12月の瓦田脩二戦以外、全勝で11勝(6KO)1敗。昨年4月に寺島輝、塚本拓真をKOして第9代Krushスーパー・ライト級王者となった。
1R、林は圧力をかけて前へ出る。サウスポー構えの稲垣はジャブを的確に当てていく。林はカーフキックを蹴るも、稲垣のジャブで崩されている印象。だが林は右を当てると、逆襲も。だが打ち合いで、稲垣の右が入り林がダウン。立ち上がった林に稲垣がラッシュをかけたところでラウンド終了。
2R、林は前へ出て打ち合いに持ち込む。稲垣はジャブ、右アッパーと変化をつけて的確に当てていく。だが林のパンチも入る場面があり、稲垣が止まることも。しかし稲垣は、冷静にジャブで試合を組みたて、優勢に。林はボディブローで意地を見せるもかなり苦しい展開となった。
3R、後のない林は前へ出て打ち合いに持ち込む。再三のローブローに苦しむことになった林だが、パンチを被弾しながらもボディブローで意地を見せる。稲垣もパンチを被弾するも、最後まで攻め続けて判定勝ちをものにした。
稲垣は「対戦相手の林選手、ありがとうございました。空位になって世界を獲らないと始まらない。世界へ向かって準備して、僕がベルトを巻きます」と挨拶した。
▼第6試合K-1×Krush スーパー・ライト級4対4マッチ/3分3R・延長1R
〇佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
TKO 1R 2分19秒 ※パンチ連打→セコンドからタオル投入
●寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)
K-1vs.Krushの4対4マッチは、試合当日の18時から会場にて行われ、その場で対戦の組み合わせが決定。抽選の結果、ゴンナパー・ウィラサクレックvs.塚本拓真、林健太vs.稲垣柊、佐々木大蔵vs.寺島輝、ジン・シジュンvs.FUMIYAとなった。
K-1側の佐々木はKrushとK-1のリングで14年戦ってきたベテランのテクニシャン。Krushでは、2階級制覇も達成し、2019年からは10連勝するも前戦では大和哲也とのタイトルマッチに敗れた。昨年3月にRISEのリングで白鳥大珠と対戦して判定負け。今回10カ月ぶりの試合となる。
Krush側の寺島は極真空手や伝統派空手で培った強烈な蹴り技や多彩なコンビネーションで、20年3月の山崎秀晃戦までデビュー以来無敗の4戦4勝(3KO)と勢いに乗っていた。21年に松本篤人、鈴木勇人を撃破し2連勝。佐々木大蔵にKO負けを喫したが、23年1月に蓮實光から勝利。4月に稲垣柊に敗北も11月にFUMIYAから勝利した。
1R、佐々木はプレッシャーをかけながらカーフキックを連発。寺島も返し、佐々木のパンチにカウンターを合わせていく。佐々木はパンチをもらう場面があり、動きが止まる。だが、コーナー際の右が入ると今度は寺島の動きが止まってしまう。亀になる寺島に、佐々木が左右のフックを連打してKO勝ちを奪った。
勝利した佐々木は、「ただいま、10連勝から3連敗、暗闇の中、1年半続けてきて良かったなと思う。そこで支えてくれた家族、応援団、スポンサー、みんなの力で生きて来れた。力を与えたいと言いつつ、自分が力をもらっています。本当に、いつもありがとう。今日の結果で9月、トーナメントに選ばれるのかなと思うので、満足せずに積み上げたい。一人では生きていけない、みんなの力が大事なので、応援をお願いします」と涙を流しつつ、感謝を伝えた。
▶次ページは、ジン・シジュンvs.FUMIYA、その他の試合結果
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