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【Krush】石田龍大が接戦制しフェザー級新王者に!体重オーバーのゴンナパーが豪快KO

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2024/09/28(土)UP

森坂陸(右)は両親から花束を受け取り、涙を流した

▼第7代Krushフェザー級チャンピオン・森坂陸引退記念セレモニー

 まずは所属ジム関係者、仲間らから花束が贈られた。両親から花束が贈られると、森坂は涙を流し、フォトセッションに応じた。

 森坂はマイクを持つと「3カ月前に引退試合で組んでいただいて、悔いは一切なくて、セレモニーまでしていただけると思わなくて、リング上がった時から感極まって泣いてしまいました。9年間プロとして格闘家、K-1グループでは7年間お世話になりました。それは、念願のK-1グループで、宮田さんが僕のキャラを買ってくれたからだと思っています」と感謝を述べる。

森坂陸が選手生活に別れを告げた

 そして「良い試合が多い中で、しょんぼりさせるのも、違うので早めに終わらせますが、僕はアンチが多くて、『チャンピオンになれない』と言われて、防衛は出来なかったので、本物ではないけど、結果は残せました。僕は誰かに刺激を与えたいって気持ちでやっていて、両親にも反対されてから、スタートしてここまで来て、好きなことをやっていくことの大切さを見せられたと思います。(今は)お店を開いて、順調で原宿エリアでシーシャバー(店名:ブルーバタフライ)をやらせていただいています。ぜひ飲みに来ていただけたら嬉しいです。ありがとうございました」とファンへ挨拶した。最後には10カウントゴングが打ち鳴らされ、森坂は選手生活に別れを告げた。

 キャリア初期は勝ち負けを繰り返した時期もあったが、着実に経験を積み、Krush王者まで上り詰めた森坂。セカンドキャリアでも、インパクトのある経営者として輝いてくれることを楽しみにしたい。

<選手データ>
 森坂は、ムエタイ仕込みの蹴り技とバックブローなど回転技も得意とするトリッキーなファイトスタイルで観客を魅了してきた。22年4月からは4連勝をあげ、今年3月に玖村修平とタイトルマッチで対戦し、判定勝利で王座を戴冠。しかし、10月21日の防衛戦で篠塚辰樹に判定負けで陥落、引退表明した。今年6月に、松本海翔との引退試合を行い、2R TKOで敗北した。戦績は34戦 17勝(3KO) 15敗 2分。


元Krushフライ級王者・大鹿統毅(右)がダウンを奪った

▼第6試合 Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
〇大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 ※30-24×2、30-25
●山浦力也(北斗会館)

 大鹿はK-1甲子園2022-55kg王者であり、デビュー後8戦無敗のまま、23年10月に第2代Krushフライ級王者に。しかし、同年10月に元プロボクシング日本王者・悠斗にKO負けを喫して、王座陥落。今回が再起戦であり、一気に2階級アップの試合に挑む。

打ち合う両者

 対する山浦は、K-1甲子園2018 -60kg王者。空手仕込みの切れ味鋭い蹴りやパンチ技術を持ち味とする。戦績は10戦 4勝(2KO) 6敗と負け越してはいるが、現在はK-1グループで2連勝中だ。

 1R、近距離でパンチが交錯、山浦はワンツー、大鹿は左ミドル。大鹿が爆発力を見せ、左右フック、ストレートのラッシュ。山浦は冷静に左ジャブを突き、ワンツーから左フックを打つ。すると、2Rに大鹿がワンツーを放ち、バランスを崩した山浦に左ハイキックをヒット、これでダウンを奪った。

山浦力也(左)も気合で打ち返す

 3R、勢いに乗る大鹿は左ボディフック、三日月蹴り、山浦の顔面が空いた所で右ストレートをクリーンヒットさせてダウンを奪う。続けて、大鹿は右ボディからパンチラッシュ、左フックをフォローしてダウンを追加。大鹿はコーナーに詰めて、パンチ連打するが、山浦は気合で立ち続ける。大鹿は右ストレートからパンチ連打、最後は山浦も打ち返し、終了のゴングがなった。

 ジャッジ3者ともダウンを奪った大鹿を支持、元フライ級王者が2階級アップして再起した。


▼第5試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●斎藤祐斗(JK TRIBE)
延長判定1-2 ※9-10、10-9×2
〇目黒翔大(優弥道場)

▼第4試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
〇岩﨑悠斗(サイガジム)
KO 2R 1分51秒 ※左ジャブ
●蓮實光(パラエストラ栃木)

▼第3試合 -68kg契約/3分3R・延長1R
●哲志(K-1ジム五反田チームキングス)
KO 3R 1分18秒 ※左フック
〇KO-TA BRAVELY(BRAVELY GYM)
※白須康仁(PROTAGONIST)が欠場し哲志に、Krushスーパー・ウェルター級から-68kg契約に変更

▼第2試合 Krush女子-55kg契約/3分3R・延長1R
〇麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
●小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※恵音(TEAM PREPARED)が欠場で小澤に、フライ級から-55kg契約に変更

▼第1試合 Krushバンタム級/3分3R・延長1R
△板橋武留(健成會)
ドロー 判定0-0 ※三者とも30-30
△坂本寿希(リーブルロア)
※大会後に映像で検証し、板橋の判定勝ち(3-0)から引き分け(テクニカル判定)に訂正

▼プレリミナリーファイト第2試合/Krushフライ級/3分3R
●西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)
判定0-3 ※26-29、26-30、25-30
〇菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

▼プレリミナリーファイト第1試合/Krush女子アトム級/2分3R
●加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)
判定0-3 ※三者とも28-30
〇末松晄(K.I.K team BLADE)

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